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働くことは生きること(講談社現代新書) [本(人物伝記]

『働くことは生きること』
小関智弘(ベテラン旋盤工、作家)
講談社現代新書(2002)


名著。働くとは何か、普通の労働者の生活を感じさせる。

旋盤工にして作家の著者の自伝。

言葉が立派でも仕事で信頼されなければ通じない。
これはまさに職人の言葉。
けれどもあらゆる職業に通じると感じた。

私の知人に世界を旅する大工がいる。
ほとんど荷物もお金を持たずに旅し、
現地で大工をしてお金を得て旅を続けている。
言葉が通じなくても、大工の技術は世界共通なのだそうだ。

観客はお金を払って説教を聞きに来るのではない。
人間がドラマを生むという。
そういえば、私の原稿は結局、心理の解説だから、
お金を払って読むのは特別な人だけだよな。

小説、芝居、絵、何でも詩心がなければ嘘だという。
詩心って難しいよな。
感情、リズム、反復といったところか。
著者が語る息づかいが感じられるのが詩心かな?

俺って、本当に詩心ないんだよなあ。
詩は無理なので歌詞で代用して、
映画を撮るように描き、歌うように語るって感じでやってみよう。

いつか書けるでは一生書けない。
まず書いてみる、後は手が教えてくれるとのこと。

とりあえず、小説はまだ敷居が高いので、
ホームページの内容を完全に一般向けに改訂して一冊書いてみる。
光武帝評伝を書いて、それを知っている編集者に送ってみようと思う。
出せる可能性は五分五分かなあ……

一部の中国史マニアだけでなく、
ある程度の歴史好きで読んでわかるものにしないとダメだが、
頑張ってやってみよう。
真の成功者としての光武帝を描くことで、
ビジネス系の本扱いさせることもできそうだし。

織田信長とか劉備でも曹操でも、
ああいう苛酷な人生を送りたいという人はそういないと思う。
その点、光武帝は史上最大のハッピーエンドストーリーなので、
最も学ぶ点の多い英雄だからだ。

中国史5000年最高の名君・光武帝
ぐらいのタイトルで、
光武帝とは何ものかということを突き詰めていく視点で
書けばいいかなと思う。

タグ:小関智弘
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