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[特集]科学を知る8冊 [本(物理/天文]

科学とは何か?
実は科学者自身は、科学について客観的に理解しているわけではない。
科学者はみな個別科学者、すなわち物理学者や生物学者で、
"科学者"という人はいないからだ。
科学の全体像を捉えているのは科学哲学者たちである。

ここに科学という行動的思考の仕組みを知るための本を挙げる。

『科学哲学の冒険/戸田山和久/NHKブックス/2005』
著者:科学哲学、科学技術社会論

科学哲学の本では最も平易に書かれている。
科学とは何かを最も標準的に把握できる。

『哲学思考トレーニング/伊勢田哲治/ちくま新書/2005』
著者:科学哲学、倫理学

科学哲学の思考法を日常に応用する本。
柔軟かつ適切な思考法を得ることができる。

『疑似科学と科学の哲学/伊勢田哲治/名古屋大学出版会/2003』
著者:科学哲学、倫理学

科学と科学でないものを区別する。
疑似科学が科学ではないゆえんを理解できる。
疑似科学に騙されないためにも有益。

『シャーロック・ホームズの推理学/内井惣七/講談社現代新書/1988』
著者:哲学、論理学、倫理学

シャーロック・ホームズから、総合的な推論を理解する。
ミル、ジェボンズ、ダーウィンなども考察。

『科学哲学入門/内井惣七/世界思想社/1996』
著者:哲学、論理学、倫理学

科学の方法と科学の目的についてベイズ確率論を持ち込んで考察。
かなり難解だが科学の本質に迫ることができる。

『ポパー・批判的合理主義/小河原誠/講談社/1997』
著者:現代哲学

毀誉褒貶の激しいポパーの思考法を知る。
科学思考とあくなき探究の思考に、
ただ科学とは何かを知るだけでなく議論的思考を知ることができる。

『知識の構造-ドグマの克服と科学的思考/沢田允茂/NHK市民大学叢書/1969』
『哲学の基礎/沢田允茂/有信堂/1966』
著者:哲学、分析哲学

この著者は科学哲学、すなわち科学の哲学ではなく、
科学的哲学を標榜している。
すなわち、科学の思考法による哲学を模索したのである。
哲学と科学の統合を目指した野心的な方法を展望している。

・今日の一言
哲学と科学を統合したシステム思考を探る。
We must investigate the system thinking which unified philosophy.(△)
철학과 과학을 통합한 시스템 사고를 탐구한다.(△)
综合哲学和科学,探求系统思考。(△)


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