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赤ちゃんは世界をどう見ているのか(平凡社新書) [本(生物学]

『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』
山口真美(認知科学者)
平凡社新書(2006)


乳児の視覚世界を知る。

レンズの焦点は大人に合わせられているため
赤ちゃんには合っていない。
小さな眼球が外の刺激に合わせて成長する。

近視の人は眼球が大きすぎる、
過剰成長ということか?
言われてみれば、近眼の人は目が大きい気がする。

『ロボット化する子どもたち』
渡部信一(障害児心理学、認知科学、教育学)
大修館書店(2005)


ロボットと自閉症児の学習について。
まとまりがない。

自閉症児とコンピュータのフレーム問題の類似。
ネギを切ってうどんに入れるのに30分かかったのだが、
それがフレーム問題に悩むコンピュータに似ているのだ。

『無限の話』
ジョン・D.バロウ(数理物理学、天体物理学)
青土社(2006)


哲学、数学、神学、天文学の無限の話。

インフレーション宇宙では、光の地平線の外である、
宇宙の見える範囲の外はまったく違っているそうだ。
初耳。


『量子力学とはなんだろう』
長岡洋介(物理学者)
岩波ジュニア新書(2003)


良書。化学から量子力学までわかる。

金属の電流は
電子波の伝播としてはじめて理解できる。
量子力学が、
化学の構造までを説明して見せて面白い。


『MIND HACKS』
Tom stafford(コンピュータ認知神経科学者)
オライリー・ジャパン(2005)


ウェブとして連携して楽しむ錯覚と実験。

ホワイトクリスマスが隠されているという
ホワイトノイズ。
これを聞かされた人の三分の一が
歌が聞こえたという。
しかし、実際は何もないのである。
すなわち、
自分の聞きたいものを聞いてしまうのだ。

Blankeの実験
視点が三人称になる患者の頭頂側頭接合部を刺激する。
自分が天上近くを漂い手術室を見下ろしていると感じたという。
幽体離脱体験は脳に仕組みがあるのだ。

『記憶と情動の脳科学』
ジェームズ・L・マッガウ(脳科学)
講談社ブルーバックス(2006)


記憶の実験集。

ラットのT字路訓練
T字の左右どちらかに餌をおき、Tの下の部分にラットを入れる。
入れる前には餌が見えている。
すると、当然、餌を取りに行く。
7日繰り返した後に餌なしにすると餌のあった位置へ向かうが、
15日繰り返した後に餌なしにすると餌のあった方向へと曲がる。

最初は位置を覚えており、後は運動する方向を覚えているのだ。
そして、位置を覚えるのは海馬で、方向を覚えるのは尾状核だという。

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