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歌うネアンデルタール-音楽と言語から見るヒトの進化 [本(生物学]

『歌うネアンデルタール/スティーヴン・ミズン/早川書房/2006』
著者:認知考古学者
評価:音楽と言語の進化・面白い・なぜカバーはゴリラ?

音楽と言語の単一先駆体"Hmmmmm"、
ネアンデルタールはHmmmmmを使っていたという。
ネアンデルタールの言語には品詞がなく分節されていなかったのだ。

D'Amato:オマキザルには絶対音感があるという。
絶対音感は、獲得するものではなく、
失われるべきものが失われなかったケースなのである。

人間と類人猿を言語で分けるキーの一つ。
チンパンジーは訓練しても拍子をとることができないこと。
リズムを取ることができる動物というのは、人間だけなのである。
道具を使ったり、遊んだりという人間的といわれた特徴が
次々と動物で発見される中、
これだけはどうも人間特有のようだ。

考古学者トマス・ウィンと心理学者フレデリック・クーリッジ。
現代人と分けるのは、作業記憶の違いだと。
同感である、作業記憶=ワーキングメモリの容量が重要なのだ。
リズムも作業記憶と関係するだろう。

歯の成長を調べた研究がある。
ネアンデルタールの子ども成長速度が現代人より速い。
壁画に適した洞窟に住むも絵を描かなかった、

ローラ・バーク。
靴ひもの結び方をならったり算数の問題を解くとき、
声に出す子どもの方が速く学習する。
あるいは、体の動きが学習の助けになる。
外国語の学習をするとき、
手が動いたり体が動いたりするのはとてもよいことである。

しかし何でこの本のカバーデザインはゴリラなんだ?
ゴリラの話なんてほとんど出てこないぞ。
タイトルはネアンデルタール人やで。
区別もつかんやつが描いてるのか?

・今日の一言
人間以外の動物はリズムを取ることができない。
Animals other than human can't keep time by clapping.
인류 이외의 동물은 리듬을 취할 수 없다.
人类以外的动物不能打拍子。

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