SSブログ

日韓音楽ノート(岩波新書) [本(韓国事情]

『日韓音楽ノート』
姜信子(フリーライター、コピーライター、在日韓国人三世)
岩波新書(1998)


日韓の大衆音楽の歴史。良書。

韓国の童謡はなぜメロディも歌詞も日本と同じなのか。
西洋との対峙とその由来を知る。
金色夜叉の翻案である長恨夢は、
最後は和解して結婚のハッピーエンドになる。
やはりこうでないと韓国人には合わないのだろう。


『「反日」という甘えを断て!』
金文学(作家、比較文学者)
祥伝社(2002)


「と」本。日本の知識が悲惨過ぎ……

金文学という人の頭の中を考えてみた。
中国人なので中国について詳しい。
朝鮮族なので韓国語が話せるが、
朝鮮族として韓国の朝鮮族差別に憤りを感じ韓国に批判的、
韓国については表面的な知識しかない。
日本在住で日本好きだが、
日本の知識は自慰史観の丸写しで脳を使用した形跡がない。

「愛国心」や「国家」不在の戦後の日本は
長く暗い不幸のトンネルだったという。
なんだそりゃ。
日本人が歴史上もっとも幸福になった時代なのに評価が無茶苦茶だ。

歴史教科書の本来の目的は愛国心と国威発揚だという。
……阿呆か? それこそが中韓政府の間違った思考というもの。

つい笑ってしまったこと。
"韓国の苛めは日本よりひどい、
私も日本人より韓国人から悪質な攻撃を受けた"という話。
日本を褒めて韓国を貶したんだから
日本人が文句を言わず韓国人が怒るのは当たり前でしょ?

日本は靖国があるが韓国は戦争犠牲者をなおざりにしているという。
靖国は兵士のための施設で、戦争犠牲の大半とは関係がないんですが。

日本人は自国民を虐待することはないという。
山のように記録がある。バカバカしくて話にならない。
ルース・ベネディクトなどは、日本人は捕虜をひどく虐待したが、
それは同じ日本人同士でも虐待するので公平だったとまで言っている。

02年韓国連合ニュース。
外国人労働者の55.1%が賃金を滞納された経験、
30%が暴行を受けた経験あるという。
韓国における外国人差別は重症で、
これが金文学氏の怒りの源泉であろうか。

韓国が糾弾する植民地政策は臨戦期のもので
その時代を区別するべきという。
これは意外と重要で、
併合前からずっと同じと認識してしまうと、
日本人に対する強い偏見が生まれてしまう。
時代に流されて、場当たり的に政策を変えた日本政府に
一貫した意図を見るのは歴史解釈としても間違いである。

こうした国際陰謀史観は、個が貧弱な東洋で強く現れる。
日本人は昔からユダヤ陰謀論が好きだ。
民族や国家を個人と混同し、
詳細を見ない分析思考力の欠如から来るものだろう。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。