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面子=私的関係における影響力 [本(中国事情]

『中国人の面子/江河海/はまの出版/2000』
著者:出版社編集主任、連続ドラマの脚本
評価:面子の事例から考える・面白い

有料公衆トイレ管理員の募集があった。
それはとても分のいい仕事だったのだが、
北京のリストラ労働者で応募したのは数人だけで、
やることになったのはよそ者だった。
みな面子が許さなかったのである。
面子は恥でもあり、知っている人に会うのに耐えられないのだ。

『中国人の面子2/江河海/はまの出版/2001』
著者:出版社編集主任、連続ドラマの脚本
評価:面子に関する文学上のデータ集・良書

中国人は、法律問題が発生したら
まず人脈で穏便に処理できるか模索する。
全然、法律を頼りにしてないな。
とにかく言い負かさないと面子が立たない。
言葉を通すということが、その人の影響力を示すということだから。
面子を大きくするにはもったいぶること。
相手に簡単に動く人物と思わせると価値が減るというわけ。

面子とは私的関係における影響力といえる。
中国人の人間関係はグループでなく一対一。
法律が頼りにならない中国では、力は個人の関係の中で発揮される。
その結果、良く知らない人にどう対応するかは、相手の評判で決まる。
面子を守ることで評判が生まれ、その人の影響力が決まり、
それによりその人に利益が生まれるのだ。

身も蓋もないことをいうと、
日本でもヤクザの世界では面子を大切にする。
無法地帯では面子こそが法律なのだ。

『カネと自由と中国人/森田靖郎/PHP新書/2001』
著者:中国関連のノンフィクション作家
評価:中国の裏社会を知る

法輪功は仏教系らしい。
創価学会みたいなものか?
東京都99年凶悪犯978人・外国人は109人。
この数を多いと見るか少ないと見るか?
石原慎太郎は、
大災害時の不法入国外国人の騒乱には自衛隊を要請すると述べた。
難しいのは、この考え方の延長上に
関東大震災での朝鮮人殺害があるということ。
というか、自衛隊まではいらんでしょう。
天安門事件は金持ち優先社会への不満の爆発というが、
それは少し違う気がする。

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