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韓国社会意識粗描 [本(韓国事情]

『韓国社会意識粗描』
水野邦彦(社会学)
花伝社(2002)


社会構造が規定する韓国人の心理を知る。

韓国人のアイデンティティは家族の中の位置として形成される。
家族が社会関係の原型となり、その構造を当てはめて考えるのである。
ウリは家族全体を自分の自我として意識するさまを表している。
所有を常に家族で考えるのである。
あらゆるものが、家族に属するわけである。
それで必要に応じて、宗親会、同窓会、同郷人会、契など
共同体を作るが、生産的活動は皆無に近いという。
心的紐帯を強めるだけなのだ。
これはおそらく、
共通の目的により形成されたものではないためだろう。
目的の一致しない組織というのは強くないものだ。
日本の共同体の多くは目的志向組織だが、
韓国の共同体の多くは生活援助組織である。

『韓国人と日本人』
金容雲(数学者)
サイマル出版(1983)


偏見に満ちた日韓比較。

韓国人気質の一つ傲気。
負けることを嫌う気持ち、負けず嫌いでやり返す気持ちらしい。
大統領選挙で負けた候補の言葉、
選挙に負けたが気持ちのうえでは私が大統領だ
負けず嫌いだ。

『日韓民族の原型』
金容雲(数学者)
サイマル出版(1986)


偏見に満ちた日韓史比較。

小便しやすい場所に、日本は鳥居を描き、
韓国はハサミを描くという。
韓国人は直裁的でわかりやすいな。


『増補決定版 日本人と韓国人ここが大違い』
豊田有恒(SF作家、韓国、古代史、原発)
文藝春秋(1990)


類似性と違いがよくわかる。

日本人は朝鮮人というと、
一重まぶたで目がつり上がりほお骨が出た顔を思い浮かべる。
ところが、韓国人も日本人というと、
一重まぶたで目がつり上がりほお骨が出た顔を思い浮かべるのだ。
感じの良い顔と悪い顔は日韓共通。
モンゴリアン・コンプレックスというらしい。
韓国の店員は理詰めで説得して売ろうとし、少しくどいようだ。
客に勝とうとしているみたいだ。
韓国人は家族の系譜である族譜を大切にする。
これが歴史意識を生むらしい。

著者は、世界一美しいと称するフランス語は、
Rの音が汚く聞こえるという。痰を吐くような音だと。
実はこれは私も同感。
個人的には、中国語に美しさを感じる。
中国語には、声調が生み出すなめらかさと、
語数を揃え成語を多用する様式美がある。

『チョゴリと鎧』
池明観(宗教哲学者)
太郎次郎社(1988)


タイトルのような日韓比較ではなく朝鮮史の話。

外国文化は物質的なものが入りやすく、精神的なものは入りにくい。
朝鮮では逆に物質が入りにくく、思想や宗教が入りやすかったという。
朝鮮の地方の力として、儒者による書院とその郷約を挙げる。
しかし、日本その他の国の地方の力に比べて歴然と弱いのは確かだろう。
朝鮮には地方の軍事力というものが存在しなかった。

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