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知的な大人の勉強法 英語を制する「ライティング」(講談社現代新書) [本(英語学習]

『知的な大人の勉強法 英語を制する「ライティング」/キム・ジョンキュー/講談社現代新書/2006』
著者:アメリカ留学した韓国人の英語教師
評価:良い"国語"学習法・習熟段階を無視している
英語圏の国語は論理的思考を養うものだという。
確かに国語における論理学習の欠如は問題である。

サピア=ウォーフの仮説は、
チョムスキーとピンカーにより否定されたという。
その二人は全面肯定されてるわけではないし
そもそもその否定の話はここで使う内容ではない。
サピア=ウォーフの仮説は思考の型の問題であって、
脳の中で言語が使われているかとは別問題。

さらに、考えるときに言語を使うことはないと著者はいうが
これはもう完全に間違い。
認知科学では、視空間パッドや音韻ループというのが想定され、
音韻ループを循環する音声を脳内で再知覚して考えるのが、
言語を思考に使うということです。
もちろん、言語を使わない視覚思考というのもあるが、
だからといって言語を使う思考がないということではない。

実践会話中心では上級レベルにはならないというが、
それって、当たり前じゃん(笑)
普通の英語教育では、そんなレベルの話はしてない。
外国からの学生にはイマージョンで、
自分の子どもには伝統的方法のダブルスタンダードだという。
家庭で学習言語の会話ができる人と、
できない人の学習法が違うのは当たり前でしょ?
日本人は日本語を勉強するのに、
英語みたいに単語を覚えたり、文型覚えたりしない。
話す聞く読む書くの内、読むと書くが中心になる。
作文は、上級者の学習法である。

国語の学習がどんなだったか、よく考えるべきだ。
外国語学習では、初級では聞く読むに重点を置き、
上達すると、話す書くへと重点を移行させるのが正しい。

英語学習論では、
会話派と文法派が非論理的な非難の応酬をしているが、
どちらの陣営も習熟段階を無視するという決定的ミスを犯している。

『英語の疑問/大津幸一/岩波ジュニア新書/2004』
著者:英語教師
評価:英語の疑問を解決する

相互複数というのを始めて知った。

I'm friends with Charlie.

私は一人なのになぜ複数なのか?
2つあって成立するから。他にも、

shake hands  握手
change trains  乗り換え

などがある。

『英語論文・レポートの書き方/上村妙子・大井恭子/研究社/2004』
著者:応用言語学、ライティング教育
評価:細々とした解説だが、一部疑わしい部分も

日本人学習者の自動詞と他動詞の区別意識の低さ。
これが確かに難しい。
最近は、加えて動作動詞と状態動詞の区別に悩む事が多い。
辞書に動作動詞か状態動詞か書いてないからなあ。

カプランの言語別の論理構成。
・英語は直線的論理
演繹的に推論を進めるということ。
・セム語族は肯定と否定の交互の平行構造
弁証法的な構成になるのだろう。
・東洋語は間接的言い回しの渦巻き型
帰納論法だからだろう。証拠を並べてから結論を述べるのだ。
・ロマンス語とロシア語は論理の逸脱がしばしば見られる
エッセイ調ってことか?

『ネイティヴチェックで鍛えるビジネス英文ライティング/デイヴィッド・セイン,他/DHC刊/2003』
著者:英語、社会学
評価:赤添削を見てビジネス英文を学ぶ・良書



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