土星の衛星タイタンに生命体がいる！「地球外生命」を探す最新研究（小学館新書）

『土星の衛星タイタンに生命体がいる！』
関根康人（地球化学、惑星科学）
小学館新書（2013）

タイタンには海、湖、台風、砂漠がある
生命の条件、
自己と外界との隔離、自己の増殖、自己の維持

航海することが前提であり、
生存することは前提ではない。
コロンブス

地殻の下に塩分を含む海水があるエウロパ
エウロパの海には太陽光が届かない

潮汐加熱型ハビタブルゾーン
エンセラダスの海
タイタン最大の海、クラーケン海、ミシガン湖くらいの大きさ
河川や海岸線も

メタンのもやにより負のフィードバック、環境を安定させる
銀河系で生まれる星の大半は太陽よりも軽い

私たちの惑星と太陽系は、宇宙の深奥という新たな大海に囲まれている。しかし、かつて地球の大海がそうであったように、それは渡れない海ではない。カール・セーガン
Our planet and our solar system are surrounded by a New World ocean: the depths of space. It is no more impassable than the last.

タイタンには三つの海があり、どれもミシガン湖くらいの大きさである。カート・ヴォネガット・ジュニア、『タイタンの妖女』
There are three seas on Titan: each the size of Earthling Lake Michigan.

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度5/5

主に太陽系内に生命の可能性を探る。面白い。お勧めの一冊。

カート・ヴォネガットの予言力凄いな。

タイタンの大気は濃度といい厚さといい海と言うべきか、
でもさらにメタンの湖もあるか……

・今日の一言（本文より、カール・セーガン）
常識で考えられない物事には、常識で考えられない証明が必要である。
비범한 주장을 펴려면 비범한 증거가 필요하다.
Extraordinary claims, require extraordinary evidence.
不同尋常的說法需要不同尋常的證據。

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