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教誨師 [本(法律と犯罪]

『教誨師』
堀川惠子(ジャーナリスト)
講談社(2014)


新聞社は電話をして質問し、
はいといいえと言えば
質問の内容ごと話したような文章にする。

法務省による通達で、
教誨師は拘置所内で知り得た情報を
口外してはならないと定められている。

再審の請求を思いとどまらせる説教をする僧侶もいた

お経は今、生きている人のためのもの

元は高校の社会科教師

核分裂の時間は十秒ぐらい
広島原爆で4,5メートル吹き飛ばされる、
爆心から1.9km地点にいた

七歳の女の子をなんとなく殺した、白木少年、
女を切りまくりたい、五人の女性を殺害

死刑囚の平均IQは70
大切なたったひとりに恵まれなかった

絞首刑だが首の筋が切れて死ぬ
絞首刑がある先進国は日本のみ

法の世界では、善意とは知らないこと、
悪意とは知っていることを意味する。

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度5/5

浄土真宗の僧侶、教誨師渡邉普相の話をまとめたもの。

忘れた者が勝ち、というはいい言葉。

アルコール依存症を打ち明けて死刑囚が興味を持つようになる
人は誰かの役に立ちたいものとよくわかる。

死刑囚とはどんな人たちなのか、
人を殺すということはどんなことなのか、
知るのに読むべき一冊。

・今日の一言(本文より、憲法十七条)
人間には極悪のものはまれである。教えられたならば道理に従うものである。
人鮮尤惡。能敎従之。
はなはだ悪しきもの少なし。よく教えうるをもって従う。
Few men are so bad that they cannot be taught their truth.
사람은 지극히 나쁜자는 드물다. 잘 가르치면 반드시 따라온다.

タグ:堀川惠子
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