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京の町人:近世都市生活史(教育社歴史新書) [本(日本史]

『京の町人:近世都市生活史』
守屋毅(民俗学)
教育社歴史新書(1980)


京都の町屋の接客モデル図
京の正月は祇園社のおけら参から始まる

人々は大晦日の夜、祇園社へ参詣し、
卯杖と称する削懸けを燃やした火を縄に移して持ち帰り、
その火で元旦の料理を煮るのである。

吉野という名前の傾城は十人いた
六条柳町の遊女、二代目吉野太夫、1606-1643
安永年間、火の用心のポスターが至る所に貼ってあった
屎尿は肥料として売り手市場で取り合いに
家を多く持ちながら自分は借家住まいを続けた藤屋市兵衛
島原の遊女は300人
客は揚屋に行ってお店を通して遊女を呼ぶ
揚屋差紙。遊女を呼ぶ招待状
遊女のランク。太夫、天神、鹿恋、端、引舟
茶立女と遊女
白人と呼ばれた私娼
心学の石田梅岩
高台寺の拝見料は一朱
金閣寺は十人で銀二匁
伏見人形。型づくりの素焼きの人形に彩色を施した郷土玩具
お寺の境内で定期的な青空市場
新撰組と水口藩の手打ちに島原角屋徳兵衛方を利用
国事を議するに格好の場所が遊所、プライバシーが厳重のため
60年周期で発生するおかげ参り
岩倉具視、ええじゃないか騒動を天助とみた

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度4/5

近世の京都の様子がよくわかる。お勧め。

・今日の一言(本文より)
かくて春は東山の桜見、夏は賀茂の納涼、秋は嵯峨野の観月、冬は稲荷のお火焼といった具合に、名所と年中行事が一対のものとして語られる風潮がしきりであった。
그러므로 봄은 히가시야마(東山)의 벚꽃놀이, 여름은 가모(賀茂)의 납량, 가을은 사가(嵯峨) 달구경, 겨울은 이나리(稻荷)의 오히야기(御火燒, 불 축제)라고 하는 식으로, 명소와 연중행사가 한 쌍의 것으로 말하는 것으로 정한 문구로 알려지고 있었다.
即春天是东山赏樱,夏天是贺茂纳凉,秋天是搓峨野赏月,冬天是稻荷火庙会,这种把名胜与当季节活动结合在一起的说话广为流传。
As a result famous places and annual events had come to be paired together and word of them spread as a set, such as viewing cherry blossoms at Higashiyama in spring, cooling down in the evening at Kamo in summer, viewing the moon in Sagano in autumn, and attending the fire festival at Inari in winter.

タグ:守屋毅
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