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古代中国の反乱(教育社歴史新書) [本(東洋史]

『古代中国の反乱』
福井重雅(東洋史)
教育社歴史新書(1982)


公車門は、上訴や密告を
受理するために設けられた
宮門の一つである。

科挙の前身をなす郷挙里選

太平道の跪拝首過、
仏教の懺悔、
カトリックの告解

符水呪説
張角は大医にして善道を事とす

青と黄は五行説と整合しない
押韻を踏んでいる
蒼天は少典、黄帝の父

国家の重要な案件は三公の合議が必要
戦費の大半は皇帝の私的財産から捻出
波才は有能
南陽は盆地で初夏は非常に暑い

黄巾の乱は十余年もの準備期間を経ての計画的挙兵。
他の民衆反乱と全く違う

侠は刀を腰に差した無産無頼の徒
任侠の徒は運輸業を正業としている
斉の地域の特殊性、遊侠と老荘

☆☆☆☆☆
難易度2/5 推薦度2/5

珍しい黄巾の乱の新書。
6割黄巾、残りは赤眉、緑林、陳渉、呉広。

黄巾の乱に思い入れ深く、農民反乱を正義とし、
討伐するのは悪という観点から描かれている。

・今日の一言(本文より)
蒼天已死 黄天当立 歳在甲子 天下大吉
蒼天已に死す、黄天まさに立つべし。歳は甲子に在り、天下大吉ならん。
푸른 하늘이 죽고 노란 하늘이 일어나니, 갑자년에 천하가 크게 길해지리라.
The pale sky is on the wane,
Next, a yellow one shall reign;
The calentdar's rotation
Spells fortune for the nation.
青色の天はすでに死んでしまった。まさに黄色の天の立つべきときがきた。たまたま歳は甲子の干支にあたる。いよいよ天下に大吉が訪れることになるであろう。
黄帝の父親にあたる蒼天の少典が死んでしまった。いよいよその子にあたる黄帝が立って、黄老信仰にもとづいて、理想的な世界像を実現すべきときがきた。

タグ:福井重雅
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