法然の世界

『法然の世界』
山折哲雄（日本文化、宗教学）
佼成出版社（1991）

三十三歳の親鸞が直筆した法然絵像。
岡崎市妙源寺蔵

仏法に物忌みはない。

善導。無量寿経の五逆謗法はあらかじめ罪を犯すなという訓戒
ただ念仏の力のみが、よく重罪を滅することができる。

遊蓮房は念仏の霊証を得た念仏者
法然は念仏三昧の聖に会おうとした　

曇鸞は難行道と易行道に分け、
道綽は聖道門と浄土門に分け、
善導は雑行と正行に分けた　

念仏の第一の助業、米に過ぎたるはなし。
衣食住の三は念仏の助業也。能々たしなむべし。

鎮西派は三心を具えると諸行でも往生できるとした　
選択集は東大寺講説が下敷き　
曇鸞は道教の仙法を学んでいたが捨てて浄土教に　
奈良当麻寺の観経曼陀羅　岡田式静坐法　
社会全体の解脱を目指す共生社会運動の椎尾弁匡

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法然についてキーワードなどから多角的に解説したもの。

・今日の一言（本文より）
源空は殿上へ参ることのできる器量ではないけれども、上から招かれて二度参上した。私が参るべき品性ではないけれども、上の御力である。
나는 궁전에 들어갈 수 있는 자격이 없지만, 천황에게서 초대받고 두 번 찾아뵈었다. 나에게는 들어갈 수 있는 능력이 없고 천황의 힘인 것이다.
法然虽无可入殿上之资格，然天皇召见故，二次入殿上；此非我之能，天皇之力也。
I am not qualified to enter the palace, but I went there twice because the Emperor invited me. It is not something I control, but the emperor's power.

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