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宗教概論 [本(哲学思想]

shukyogairon_masu.jpg 『宗教概論』
増谷文雄(宗教学、仏教学、浄土宗)
青山書院(1958)


ヴォルテールは無神論者だったが
臨終には信仰に入り聖餐を受けた 

仏教のギリシャ的人間観から
キリスト教的人間観への変化

智慧の目盲ひ、行法の足なえたるわれら。法然

念仏門もキリスト教も
自分で選んだというより彼方から与えられたと表現する

自ら証知したのであるから、誰をか師と呼ぼうか。われには師というものはがなく、またわれに比すべきものはない。人天の世界にわれに比肩すべき者はない。釈尊、初転法輪への途上にて
天上天下唯我独尊のもとネタ

イエスには新しい言葉はなく純粋さがあった 
思想は表現を得てはじめて思想となる 

縁起の理法が把握されてあるが故に、人間の苦は実在の世界のものではなく、
観念の世界において構成させられたものであることが明確に把握されてある。 

現在の世界は悪のサタンが治めるが、神が目覚めるときが近づいている

わが説きしことの外は説かぬように 

仏とは、わがうちにあって、我らを導く高貴なる光の顕現であり、
神とは、わが絶対者として、高きかなたに存して、我らに恩寵をもたらす光である。 

人が神を愛すれば愛するほど、神はいよいよ無限なものとなり、
人間はいよいよ小さいものとなって来る。キェルケゴール

☆☆☆☆☆
前半で人間性から宗教へと理解し、
次に仏教とキリスト教の比較を全面に展開している。

・今日の一言(本文より)
神の国は近づいた。悔い改めて、汝等それを迎える準備をせよ。 
The time is fulfilled, and the kingdom of God is at hand: repent ye, and believe the gospel.
时候到了, 神的国近了,你们应当悔改,相信福音。
때가 다 되어 하나님의 나라가 다가 왔다. 회개하고 이 복음을 믿어라.

タグ:増谷文雄
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