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利他性の人間学:実験社会心理学からの回答 [本(社会心理学]

『利他性の人間学:実験社会心理学からの回答』
チャールズ・ダニエル・バトソン(社会心理学)
新曜社(2012)


原題:Altruism in Humans 2011

共感-利他性仮説
憐れみは他者の苦痛についての
心からの同情であって、
もしできるのであれば、
われわれはその相手を助けるように
駆り立てるものである。
トマス・アクィナス

人種と民族の混じりあったグループで過ごすジグソー教室。

外科医は親族や友人の手術を避ける。

四つの社会的動機の様式。
利己性、利他性、集団性、原理性

共感-利他性仮説。
共感的配慮は、利他的な動機づけをつくり出す。

人びとは、自分と一つであると感じる人を援助する。それは、他者の中により自分自身を知覚するからである。チャルディーニ
People help those with whom they feel at one because they perceive more of themselves in the other.

ありえないものを一つ一つ消していって残ったものが、たとえどんなにありそうでなくとも、真実でなければならない。ホームズ
When you have eliminated the impossible, whatever remains, however improbable, must be the truth.

元気一杯な老人が、急激に衰弱し、次の日には若い医者にあしらわれているのがどのようなことであるのか。
What it would be like to be a powerful older man, suddenly enfeebled, handled by one young doctor after the next.

良い理論ほど実際的なものはない。クルト・レヴィン
There is nothing so practical as a good theory.

☆☆☆☆☆
共感-利他性仮説を論証する本。

・今日の一言(本文より、ラ・ロシュフコー公爵)
まったく私欲のない愛といえども、結局のところ一種の取引であり、何とかして、自分自身への愛が勝利者となることがもくろまれている。
The most disinterested love is, after all, but a kind of bargain, in which the dear love of our own selves always proposes to be the gainer some way or other.
전혀 사욕이 없는 사랑이라도 결국은 일종의 거래이며 어떻게 해서든 자기자신으로의 사랑이 승리자가 되도록 꾀한다.
虽说是完全没有私心的爱,但也毕竟是一种交易,企图设法爱自己多一些而成为胜利者。

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