SSブログ

生きる勇気(平凡社ライブラリー) [本(哲学思想]

『生きる勇気』
パウル・ティリッヒ(プロテスタント神学、哲学)
平凡社ライブラリー(1995)


原題:The Courage to Be

勇気とは「それにもかかわらず」自分自身を肯定することである。
courage is affirming the self in spite of...

ノイローゼとは存在を回避することによって無を回避する方法である。
Neurosis is the way of avoiding nonbeing by avoiding being

宗教とは<存在それ自体>によって捉えられている状態だからである。
For religion is the state of being grasped by the power of being itself.

無意味性の深淵に耐えうる生命力とは、意味の崩壊のなかにひそむ隠された意味を知っているからではなければならない、と。
The vitality that can stand the abyss of meaninglessness is aware of a hidden meaning within the destruction of meaning.

絶対的信仰は、特定の内容をもっているわけではないが、それにもかかわらず内容がまったくないわけではない。
It is without a special content, yet it is not without content.

絶対的信仰の内容とは、「神を越える神」である。
The content of absolute faith is the "God above God."

生きる勇気の究極的源泉は〈神を越える神 God above God〉にある。
非存在を内に抱えつつそれを克服している存在そのものの力、
それに参与することによって、死、運命、無意味、絶望にもかかわらず、
それらを受け入れて生きる勇気が生じる

☆☆☆☆☆
宗教哲学者による存在と勇気についての思想
各章の冒頭が前章のまとめになっている

・今日の一言(本文より)
Courage is the self-affirmation of being in spite of the fact of non-being.
勇気とは、存在が無にあらがって自己を肯定することである。
용기란 존재가 무(無)와 다투고 자기를 긍정하는 것이다.
所谓勇气是"有"抵抗"无"来肯定自己。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。