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親鸞(センチュリーブックス 人と思想) [本(仏教]

『親鸞』
古田武彦(古代史、親鸞)
清水書院(2000)


いなかのひとびとが、字の意味もしらず、
あさましいぐちきわまりないために、そういうひとびとに、
やさしく意味をしらせようとおもって、
おなじことを、くりかえしくりかえし、書きつけてある。

仏は永遠の目で人間を見つめている

宇治拾遺集の稚児のなげき。僧侶と民衆の心の断絶。

人間の五大発明。道具、言葉、文字、科学、神仏

『教行信証』の後序は四つの時点の文書のつぎはぎ

女は家系図から大量にカットされている

三顧転入。比叡山⇒吉水⇒承元弾圧

反映説。史実を反映した伝説

京都に帰ったのは弾圧にあった教団の再建のため
親鸞は自分たちを五逆とは考えていない
法然は『選択集』を読んで非難する人が地獄に落ちることを心配した

『教行信証』は20~30年間追加補正された

わたしが死んだら、賀茂川に入れて魚に与えよ
体制の手に自己の魂をゆだねることの拒否

歎異抄は親鸞聖人御物語に親鸞ノオホセコトを追記したもの

夜が明けて、太陽が出るのではない。太陽が出て、夜が明けるのだ。

☆☆☆☆☆
著者がマルクス主義者なのが読み辛いが
熱気のある文章で勢いよく読むことができる。

・今日の一言(本文より、赤山明神の女)
そのうえ、比叡山には、たくさんの鳥や獣や虫がいるでしょう。それには、多くの雌もいるはずです。だのになぜ、人間の女だけ、立ち入れないのですか。
게다가 히에이잔(比叡山)에는 많은 새나 짐승이나 벌레가 있잖아요. 그 중에는 많은 암컷도 있을 거예요. 그런데도 왜 인간의 여자만 들어갈 수 없나요?
还有,比睿山有很多飞禽、野兽、虫子吧。那之中也有很多母的。可是为什么只有人类的女性不能进入呢?
Besides, Mt. Hiei has a lot of birds, insects, and other animals. There must be many females among them. Yet why only human females are not allowed to enter there?

タグ:古田武彦
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