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法然対明恵(講談社選書メチエ) [本(仏教]

『法然対明恵』
町田宗鳳(比較宗教学)
講談社選書メチエ(1998)


生の座標軸と死の座標軸
仏の名による死刑が行われた時代

明恵:
現世はどうでもよく、来世でのみ救われるとする教えは仏教には存在しない。

釈迦如来に手紙を書く
人間を止めるため耳を切り落とす
島にラブレター
石と話す
墓地で野犬に食われようとする

法然=ルター、親鸞=カルヴァン、明恵=聖フランチェスコ

起請文は誓言と罰文からなる
理想主義と現実主義
法然は治癒能力があった
キルケゴール:
自分がそのために生き、そのために死ねるものをもつ人は幸せだ。

・今日の一言(本文より)
明恵は、釈迦を敬慕するあまり釈迦如来に手紙を書き、人間を止めるため耳を切り落とし、島にラブレターを書き、石と話し、墓地で野犬に食われようとした。
묘에(明惠)는 석존을 흠모한 나머지 석가여래에게 편지를 쓰고, 인간을 그만두기 위해서 귀를 잘라버리고, 섬에 러브 레터를 쓰고, 돌과 말하고, 묘지에서 들개에게 먹히고자 했다.
明惠因太敬慕释迦,而给他写信。为了不再做人就砍掉自己的耳朵,给岛写情书,和石头说话,在墓地甚至想要被狗吃掉。
Myoe wrote a letter to Shakyamuni Tathagata because he respected him too much. Myoe also cut off his own ears to quit being human, wrote a love letter to an island, spoke to a stone, and tried to be eaten by dogs at a graveyard.


『法然:世紀末の革命者』
町田宗鳳(比較宗教学)
法蔵館(1997)


信仰は身体と切り離しては成立しない
ペストの流行したヨーロッパ。
死を制度化し教団の領分とする

善導の師である道綽を評価せず。三昧発得の欠如を指摘
インドで修行僧の仲間に加わり托鉢行をしていた
仏を想うのも、女性を想うようにするとよい。源信

観無量寿経はヨーガ経典
往生この世で、この凡夫のまま実現可能と明言した親鸞

息絶える時に、阿弥陀仏と観音勢至菩薩が迎えにやってくる
一遍に霊異譚が多いのは身体性に支えられていたから
法然の念仏には治癒力も備わっていた
法然の身体から光を放っていた
臨死体験者は現世に対してより積極的になる。三昧発得の法然も
法然の念仏は嘆願の念仏ではなく表現の念仏
声を途切れないようにして……『観無量寿経』の下品下生。念は声

法然のように戒を保って験力をもつ僧は他にいない。兼実
真言宗の阿弥陀は自分の心の反映だが浄土宗の阿弥陀は遙かなる西方浄土にいる

念仏を信じることができないのは、
過去世に重い罪を犯したためであり、
この世に生き長らえて、また地獄に急いで戻っていく人である。

明恵、道元、日蓮も単純化の方法論を法然から得ている
晩年に浄土を語った日蓮

法然はイメージの人、親鸞は論理の人
ウェーバー、バルト、ハイラーに親鸞論あり
法然がルター、親鸞はカルヴィン
いまだ死を知らず、いづくんぞ生を知らん。

☆☆☆☆☆
決定するとはレールにのって確定するということであり、
法然と親鸞は同じ意見である
法然は極楽から来て極楽に戻るとも言っているが……



『あなたを救う「法然」のことば』
町田宗鳳(比較宗教学)
角川文庫(2011)


念仏すれば、往生できる。
現代でいえば、ありがとうと言えば、
この世に生きているうちに幸せになる。

☆☆☆☆☆
アイディアは面白いが質問の内容と
法然の言葉があまりかみ合っていないように感じる。
原文の現代語訳がない。
引き寄せの法則みたいな内容になってる。

タグ:町田宗鳳
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