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仏教を知る:21世紀を生きる人たちのために(浄土選書) [本(仏教]

『仏教を知る:21世紀を生きる人たちのために』
水谷幸正(仏教学)
浄土選書(1994)


日本に多くの宗派があるのは対機説法の展開
生きていること自体が仏教である

無限の時間の流れを無量寿
無限の空間の広がりを無量光
無量寿無量光が阿弥陀仏

宗教とはもともと仏教の教義の要旨を示す言葉
西洋のreligionは人と神を結びつけるものの意味

仏に成る教えが仏に救われる教えへと展開

釈尊の生没年代の推定値は最大で二千年の差

仏教は存在論的立場からの唯心論ではなく
実践論の立場から心の全体性を強調するもの。
識が唯一の実在と主張するのではない

大乗仏教では無常、苦、無我、不浄を止揚した
常、楽、我、浄こそ涅槃の内容。
四徳。躍動的な利他活動の世界

慈悲と智慧は表裏一体
金口の説法のみに固執すればすべての経典が非仏説
法=ダルマの根本は行為の規範
釈尊の時代にはギルド=商業組合があった

菩薩が仏となって国土を浄め衆生を教化し成就せしめること
菩薩道実践のための人間学

☆☆☆☆☆
仏教概論としてよくできていると思う。

・今日の一言(本文より)
宗教とはもともと仏教の教義の要旨を示す言葉であり、西洋のreligionは人と神を結びつけるものという意味である。
종교란 원래 불교 교의의 요지를 가리키는 말이며, 서양의 릴리전(religion)은 사람과 신을 연결시키는 것이라는 의미다.
"宗教"原指佛教教义的要旨,而西洋的"religion"是指把人和上帝结合起来的东西。
The Japanese word for religion, "shukyo," originally referred to the essentials of Buddhist doctrine. In western countries the word religion means the thing that connects humans and God.

タグ:水谷幸正
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