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〈いのち〉へのめざめ:生き方としての浄土教(浄土選書) [本(仏教]

『〈いのち〉へのめざめ』
藤本浄彦(宗教哲学、神学、ドイツ留学)
浄土選書(2002)


解脱した者はどこに行くのか?
薪の火が消えたとき火はどこに行くのか?
世界の有限無限、霊魂と身体、死後の世界に答えず。
現在の生における苦の解決にならない

凡夫救済は法然により成立

山崎弁栄の光明主義
椎尾弁匡の共生主義
本願の原義は心を前に置くこと

浄土の教え、時機を叩きて行運に当たり、念仏の行、水月を感じて昇降を得たり

七祖聖冏上人。浄土宗が市民権を得る

声念性。声によって思いを伝える
呼応性。呼べば答える
取像性。形有るものに意を注ぐ

浄土は恣意をもって見るのではなく向こうから現れる。目を閉じて見えるもの
此処を去ること十万億刹

三祖良忠の『看病用心抄』念仏による看護法と死の向かい入れ
『観経』の光明遍照、十方世界、念仏衆生、摂取不捨

煩悩を心の客人とし念仏を心の主人とする

宗教はこれを必要としない人々に特に不可欠に必要なもの

☆☆☆☆☆
七祖聖冏上人。冏って漢字使ってたんだ……

・今日の一言(本文より)
川の渦巻きにそのものというのは何処にも無い。それはたえず変化する水の形状である。そして、人間の存在もまた同じである。
강의 소용돌이에 그자체라고 하는 것은 어디에도 없다. 그것은 끊임없이 변화되는 물의 형상이다. 그리고 인간의 존재도 또한 같은 것이다.
河里的漩涡不是固定的,只不过是一种呈不断变化的水的形状。人的存在也是如此。
There is no whirlpool itself in the river. It's the shape of continually changing water. Also, human existence is the same.

タグ:藤本浄彦
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