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聖なるもの(岩波文庫) [本(哲学思想]

『聖なるもの』
オットー(プロテスタント神学者、宗教哲学)
岩波文庫(2010)


神秘主義でさえ、たとえ神を「語りえぬもの」と呼んではいても、実際にはそのように考えてはいない。もしそうならば、神秘主義はただ沈黙しつづけるしかなかっただろう。ところが、その当の神秘主義こそ、たいていの場合、すこぶる多弁である。
Even mysticism, in speaking of it the ineffable, does not really mean to imply that absolutely nothing can be asserted of the object of the religious consciousness; otherwise, mysticism could exist only in unbroken silence, whereas what has generally been a characteristic of the mystics is their copious eloquence.

聖なる=善なる
ヌーメン=神霊
ヌミノーゼ=神霊的、非合理的、概念で説明できないもの
戦慄すべき神秘
わたしは無、あなたはすべて
強大なもの、威厳
ミルム=驚くべき
音楽の非合理性との比較

自己の卑小さの感覚
高貴なもの
被造者感情
戦慄すべき神秘であると同時に魅するものである
太古の不気味なもの
救いの確信
魔神的なもの

この場所にはなにかが出る。
This place is haunted.

われわれは聖なるものを、一方では理性的精神のアプリオリな範疇として、他方では顕外化したものというふうに区別して考察してきた。
We have considered "the holy" on the one hand as an a priori category of mind, and on the other as manifesting itself in outward appearance.

・今日の一言
怒ることのできない神は愛することもできない
화낼 수 없는 하느님은 사랑할 수도 없다.
上帝不能生气,就不能爱。
A God who cannot be angry cannot love either.

タグ:オットー
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