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確信する脳:「知っている」とはどういうことか [本(脳科学]

『確信する脳』
ロバート・A・バートン(神経学、小説家)
河出書房新社(2010)


原題:On Being Certain 2008

非常に面白い。
確信は不随意的な脳のメカニズムから生じる理性とは別のもの。

パーシンガーの実験:磁気による脳刺激で宗教体験を体感。

数学者ナッシュ:
MITから正教授の職を提示されたときも、「南極の皇帝」になる予定だという理由で、この申し出を断った。
He could not accept a full professorship at MIT because "I am scheduled to become the emperor of Antarctica.

打者がボールを打ったとき
その視覚が脳に到達するときはボールは三メール分進む。

グールド:
客観性とは心を空白にすることではない。そうではなく、客観性とは、自分の選好を認識し、それをとくに厳しく吟味することのうちにある。
The idea of a mental blank slate that can observe without prejudice

ホーキング:
私の目的は単純です。宇宙を完全に理解することです。宇宙がなぜこのようにあるのか。そもそも宇宙がなぜ存在するのか。
My goal is simple. It is complete understanding of the universe, why it is as it is and why it exists at all.

カント:
人間が経験する知覚を形づくる身体的な仕組みが、直接に経験できない現象についての考え方をも形づくる。
The physical mechanisms that shape the perceptions of our experiences also shape the way we think about those phenomena that we cannot directly experience.

・今日の一言(本文より)
He suggested that the presence of a pulse must mean that she was not dead. The patient countered that, since she was dead, her beating heart could not be evidence for being alive.
医師が、鼓動があるということは死んでいないということではないかと言うと、B氏は、死んでいるのだから、心臓が動いていることは生きている証拠にならないと反論した。
의사가 고동치고 있는 것은 죽지 않았다는 것을 의미하는 게 아니냐고 하자, B씨는 죽어 있기 때문에 심장이 움직이고 있는 것은 살아 있다는 증거가 안된다고 반박했다.
医生说你的心脏在跳动说明你没有死,但B反驳说,我已经死了,所以我的心脏跳动不能证明我活着。

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