SSブログ

先月読んだ外国語の本 [語学学習記録]

『实用韩日英汉分类词典』
林从纲
北京大学出版社(2005)


(実用韓日英漢分類辞典)
韓国語、日本語、英語、中国語の単語帳。まず品詞別に分類して、そこから領域別に分類してある。語彙数は一万語以上収録。とても便利で役に立つ。特に中国語と韓国語の同時学習者に有益。間違いが結構多いものの、四ヵ国語対照になっているので、気づかない心配はなく、辞書で確認すればよい。

(中国語多読40冊目。2012.06.30読了。)


『最有本事的皇帝:天下雄主』
雷振
北京时代华语图书(2011)


(最も有能な皇帝:天下雄主)
光武帝の記録を読んで、政治と人生を学ぶ本。表現がいちいち大袈裟でもったいぶっており、俗語を連発している。ある程度、正史を押さえているが分析が甘く間違いも多々ある。

中国語の勉強には意外と面白いという印象だ。

(中国語多読39冊目。2012.06.27読了。)



『刘秀全传:从一介布衣到东汉开国皇帝』
王惠敏
华中科技大学出版社(2012)


(劉秀全伝:民間人から後漢建国の皇帝へ)
あまりに欠点がないために軽視された皇帝劉秀。欠点が多いほうが読者的に面白いのだろうとしている。

内容は重複が多く、前後の連結が支離滅裂だし、正史を詳しく語ったと思うと、小説の内容まで混入しており、編集が最悪。

(中国語多読38冊目。2012.06.21読了。)



『民主的细节』
刘瑜(政治学者)
上海三联书店(2009)


(民主主義の詳細)
中国の政治学者がアメリカの政治史を語ることで、アメリカの民主主義の本質、アメリカがなぜ世界一なのかを語るもの。そして中国に何が足りないのかを語っている。

これはもちろん日本に足りないものでもある。是非、日本語に翻訳して欲しいと思う一冊。

(中国語多読37冊目。2012.06.15読了。)



『광무제 유수와 이십팔장수』
김창수(作家)
하문사(2010)


(光武帝劉秀と二十八将帥)
韓国の作家による光武帝の小説。光武帝による統一までを描いている。正史を押さえているものの、京劇も利用。呉漢が王莽の娘を娶り、劉秀を生け捕るのだ。

内容は完全に水滸伝。劉秀はほとんど宋江なので魅力が微妙。二十八将の一騎打ちシーンが見たい人は面白いかも。挙兵前からみんな出てきて、勝負するシーンがたくさんある。

(韓国語多読51冊目。2012.06.12読了。)



『东汉风云人物』
惜秋(台湾の作家)
广西师范大学出版社(2007)


(東漢風雲人物)
後漢建国期の武将の伝記集。京劇の紹介なども面白い。京劇の作家は正史など一切読んでいないので、全く史実と異なるのだ。

著者は来歙が雲台にいないのを不公平と憤っている。鄧禹の用兵の下手さに呆れている。李通が卑劣だとして嫌っている。

(中国語多読36冊目。2012.06.09)

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。