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「阿修羅像」の真実(文春新書) [本(日本文化]

『「阿修羅像」の真実』
長部日出雄(作家、週刊誌記者)
文春新書(2009)


法隆寺の十一面観音は
光明皇后を写したもの
湯殿を建て千人の垢を流し
ライ者の膿を吸った光明皇后の伝説。

光明皇后の名前は安宿媛。
自称は藤三娘。

自筆の楽毅論、万葉集の第八の相聞歌などが残っている。
東大寺と国分寺の創建は光明皇后が勧めて始まったらしい。

三蔵法師の弟子に日本人がいた。
三蔵法師の唯識宗を日本に伝えた遣唐使の日本人の道昭(621-700)
河内の人で本名は船連ふねのむらじ。
そしてその弟子が行基。

個人的に気になったのは、
天皇の詔から民衆を思う素晴らしさを称え、
こんな君主がどこの世界にいるだろうと感嘆していること。
中国の皇帝の詔もみんなあんな感じなんだけどな。

・今日の一言(本文より)
世間虚仮唯仏是真。
世間は偽りであり、ただ仏だけが真である。
世间一切,森罗万象,都是虚假,不足系念。
세상은 허무한 임시적인 것이고 단지 부처만이 진실하다.
The world is false, only the Buddha is true.

タグ:長部日出雄
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