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2月に読んだ外国語の本 [語学学習記録]

●語彙を覚える
意味のはっきりわからない単語に鉛筆でチェック、気になる部分にはページの横にチェックを入れて読み進めている。ある程度まとまってから語彙を調べる。意味を予想し、当たっていれば消しゴムでチェックを消す。外国語の本は、一回目は音読に、2回以降は単語テストとして利用している。

辞書を引くときは、漠然と日本語訳を見るのではなく、その単語の意味をその外国語(英語/韓国語/中国語)で相手に説明する様子を思い浮かべる。出来る限りゼスチャー付きでイメージする。説明に必要な類義語を調べることが重要。

ゼスチャー付きのイメージを思い浮かべるのは記憶定着に重要な技法である。私たちが何かを記憶するとき、なかなか覚えられないときもあれば一発で覚えられるときもある。この違いは、海馬だけを使うか、海馬+扁桃体を使うかの違いである。扁桃体は感情を司る部位である。感情は身体運動感覚を基礎にしている。故にゼスチャーは、扁桃体を刺激し記憶効率を高めると考えられる。

また驚異的な記憶力を誇る記憶術師は共感覚を持っていることが多い。音に色、形、匂い、味などを感じるのだ。故に語彙に色や形のあるイメージを思い浮かべることは記憶を促進すると考えられる。

日本語訳より類義語を覚える方が読書には有益である。ある難しい語彙について既に知っている易しい類義語が思い浮かべられれば、そこに代入することで、外国語を外国語のまま理解することができるからである。

●2月に読み終わった外国語の本

2011.02.26
『정재승의 과학 콘서트』
정재승(물리학자)
동아시아(2003)


『チョン・ジェスンの科学コンサート』
カオス、脳科学、経済学などの科学研究を解説する。前半は驚きの内容もたくさんあってなかなか面白い。面白い順に並べてあるのか後半へとだんだん退屈になる。



2011.02.22
『我是女巫我怕谁』
饶雪漫
万卷出版社(2009)


『私は魔女、誰も怖くない』
ちょっとSFっぽい。眉村卓とか思い出したのだが、恋愛小説作家であって、SF作家じゃないので、その方向には話が広がらない。



2011.02.19
『Helen Keller (Scholastic Biography) 』
Margaret Davidson
Scholastic Trade(1997)


『ヘレン・ケラー』
子どもというか幼児向けの薄い本。言葉を初めて知るまでが詳しい。



2011.02.13
『책만 보는 바보: 이덕무와 그의 벗들 이야기』
안소영(작가)
보림(2005)


『本を読むだけのバカ:李德懋と彼の友人の話』
李朝時代の文人とその友人の伝記。友人との友情の話、師匠との話など。ただ妻や家族の話はほとんどなく、ある意味、当時の人の女性観とはこういう感覚なんだろうなとも思った。



2011.02.10
『George Washington Carver: From Slave to Scientist (Heroes of History)』
Janet Benge, Geoff Benge
Emerald Books(2001)


『ジョージ・ワシントン・カーバー:奴隷から科学者へ』
黒人科学者の伝記。黒人として差別される話も結構あるが、冷静でおとなしい人柄で、無難に切り抜ける。発明の才能があるだけでなく、人格者でもある。

・今日の一言
Slave labor has been replaced by machines.
奴隶劳动被机器所更替。
奴隷労働は機械に取って代わられた。
노예노동은 기계가 대신하게 되었다.

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