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古代中国の虚像と実像(講談社現代新書) [本(東洋史]

『古代中国の虚像と実像/落合淳思/講談社現代新書/2009』
著者:甲骨文字と殷代史
評価:ピンぼけ本。前半は面白い。


甲骨文字の吉凶判断は吉や大吉が多い。
政策を承認する儀礼。
純粋な占いではないのだ。

この本でたびたび指摘されるのが、
密談が伝わるはずがないから嘘というもの。

しかしこれはあまりに安直と思う。
まず純粋な密談なんてそんなにないし、
本人が後で語ることはいくらでもあると思うのだが……。
またディテールの間違いと大枠の間違いは意味が全然違う。
歴史書の詳細な記述にディテールの正しさを求める人はいないだろう。

・今日の二言
王侯将相宁有种乎?
王侯将相いずくんぞ種あらんや。
왕후장상이 어찌 씨가 따로 있겠는가?
Is there anyone is born as a king, duke, general or minister?

燕雀安知鸿鹄之志哉!
燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや。
제비와 참새가 기러기와 고니의 뜻을 어찌 알겠는가?
How can a sparrow know the will of a swan?

タグ:落合淳思
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