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皇軍兵士の日常生活(講談社現代新書) [本(軍事]

『皇軍兵士の日常生活/一ノ瀬俊也/講談社現代新書/2009』
著者:日本近現代史、比較社会文化
評価:兵士たちの生活を知る


丸山真男をひっぱたける可能性は低い。
軍隊でも学歴で差がある。

いつ故郷に帰れるかわからないと軍紀は低下する。
希望こそが人を動かすのだ。

階級が上でも年次の古いものには頭が上がらない。
古株の兵士は権力があるのだ。

古年兵の自慢話は民衆の財産や生命を奪う話ばかり。
ほとんど盗賊なのである。

兵士の手紙の検閲は常に厳格とは限らず、
虐殺行為を報告した手紙もある。
ただし結論は敗戦国になるなである。

食料の足らない軍でなぜ残飯が出るのか。
体格の劣るものが食べ残すから。
初年兵が古年兵に遠慮して残すから。
兵士の食料は完全に平等であるためだ。
結果、体が小さかったものが生き延びたという皮肉。

兵士と将校では法律も違う。
兵が食料を盗むと裁判抜きで死刑だが、
将校が自決するかは本人の倫理観次第。

軍隊の組織は相互監視によって成り立っていた。
日本の集団主義の根源である。

・今日の一言
軍隊では階級が上でも年次の古いものには頭が上がらない。
군대에서는 계급이 위라도 연도가 오래된 사람에게는 큰소리를 칠 수 없다.
在军队里,级别再高也敌不过年份老的人。
In the military, if you are higher in rank than a private soldier but you have entered the military later than him, you can't compete with him.

タグ:一ノ瀬俊也
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