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傷はぜったい消毒するな-生態系としての皮膚の科学(光文社新書) [本(医療問題]

『傷はぜったい消毒するな/夏井睦/光文社新書/2009』
著者:形成外科医
評価:最新の皮膚医療について


浅い擦り傷は水でよく洗ってラップでまく。
やけどはラップに白色ワセリンを塗布して貼る。

傷を消毒すると、殺菌するより皮膚の細胞が死んで逆効果らしい。

どのぐらいの傷から消毒が必要なのかはっきりしない。
途中からは暴走しているような気もする。

アトピー性皮膚炎もよくなるというのは疑問。
あれは神経系の問題のはず。

言葉の使い方も気になった。
"医学においてパラダイムでないものはどれほどあるのか"
と書くが、この文脈では、パラダイム=迷信のような使い方だが、
パラダイムは単に規範理論というニュートラルな言葉のはず。

シャンプーを止めて一日一回の温水洗髪を勧めている。
ふけが減り痒みなく抜け毛も減少するという。
ちょっと信じがたい。
というか、髪の量が少ないんじゃない?

・今日の一言
擦り傷は水で洗ってラップを巻く。消毒してはいけない。
생채기는 물로 씻고 랩으로 감는다. 소독해서는 안 된다.
擦伤的时候,用水冲洗后缠上保鲜膜。不要消毒。
Give the graze a good rinse and wrap it in cling film. Don't disinfect it.

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