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サブリミナル・インパクト-情動と潜在認知の現代(ちくま新書) [本(心理学]

『サブリミナル・インパクト/下條信輔/ちくま新書/2008』
著者:知覚心理学、認知神経科学
評価:潜在認知とその社会に及ぼす影響について


オクターヴの共通性の謎。
ほとんどすべての文化圏でオクターブずつ離れた音を同じと知覚する。

羽生善治の将棋の考え方。
将棋には無数の手がある。
その中でいかにして手を読まないか、読む前に捨てられるかが重要。

顔の親近性効果。顔は繰り返すほど好きになる。
ところが、風景は切り返すほど飽きる。

メノンのパラドックス
発見とは矛盾である。
知らないことは知ることができないし、知っていれば発見ではないから。

意識と無意識の間の前意識。
努力やふとしたきっかけで意識化できる範囲が前意識。

フロイトのユングの違い。
フロイトの無意識は怪物。だから間に番人を置いた。
対してユングは意識を悪魔的と見る。
無意識こそが力の源泉と考えたのだ。

天才の社会性。
天才の仕事は多くは一発屋であり、文脈依存的。
天才は個人として孤立していない。
天才はその時代の社会が生み出すのである。

・今日の一言
将棋には無数の手があるので、その中でいかにして手を読まないか、読む前に捨てられるかが重要である。
장기에는 무수한 수가 있기 때문에 그 중에서 어떻게 수를 읽지 않는지 읽기 전에 버릴 수 있는지가 중요하다.
因为象棋的招数有无数的变化,在那些招数中如何不考虑其变化,如何在考虑之前放弃很重要。
There are innumerable moves in Shogi, so it is important not to think, to abandon hopeless moves, before you think of moves.

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