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脳と心的世界-主観的経験のニューロサイエンスへの招待 [本(脳科学]

『脳と心的世界』
マーク・ソームズ(神経心理学、精神分析)
星和書店(2007)


精神分析と脳科学を結ぶ。

オリバー・サックスの序文つき。

パンクセップの四つの基本情動システム
1.seeking探索
 lust快
2.rage怒り
3.fear恐怖
4.panicパニック
 care、play

面白いけど、系統立っていないと思う。

リボーの法則とは古い記憶ほど頑強であること。
幼児記憶はなぜリボーの法則に反するのか。
精神分析は抑圧とするが、心理学では説明できていないという。
システムの未発達と理解するほうが適切であると思う。

ウェルニッケ失語では自分の思考を失ってしまう。
浮かんだ考えが流れ去ってしまうのだ。
これは想像するに実に恐ろしい障害である。

精神は脳の創発特性という言い方。
実は心身関係を説明しておらず、移し変えただけであるという。
全く同感。

そして心身問題は観察上の視点の問題という。
これもその通り。
世界をどう切り分けるかという違いなのだ。
これがなかなか理解されないのは、
世界が時間を含んだ四次元である意味が理解できていないのだ。
世界を切り分けるとは、
時間を含んだままで切り分けるということだからだ。

・今日の一言
リボーの法則。古い記憶ほど頑強である。
Ribot law. Recent memories are more likely to be lost than the more remote memories.
리보(Ribot)의 법칙. 오래된 기억만큼 완강하다.
李伯特定律。越老的记忆越坚固。

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