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BRICsの底力(ちくま新書) [本(世界事情]

『BRICsの底力/小林英夫/ちくま新書/2008』
著者:日本近現代経済史、アジア経済論、植民地経済論
評価:データを元にBRICsを知る良書


BRICsに強い韓国企業。
インドの家電は韓国LGがシェアNo.1。

中国最大部数の新聞は参考消息。
人民日報じゃないんだ。

経済発展を生む強力なリーダーシップ。
ブラジルのルーラ、ロシアのプーチン、
中国の鄧小平、インドのマンモハン・シン
アフリカの貧乏国にも強力なリーダーが必要なのかもしれない。

経済学者のマンモハン・シン
リーダーシップの欠如した国はBRICsに続かない
インドとブラジルは農業・工業・労働政策で州が自主性を持つ
BRICsは教育で成果を上げている

BRICsは在米留学生も多い。
インド8.4万、中国6.8万。
ただし、ブラジルは7000人、ロシア4800人。
さらに韓国は10万人以上だけど。

日中韓の不思議な関係。
日本は韓国に254億ドル黒字、
韓国は中国に209億ドル黒字、
中国は日本に255億ドル黒字。
日中韓で資金が回転して自己完結しているのだ。

日本の高度成長の元案。
ソ連の五カ年計画
⇒満州産業開発五カ年計画
⇒岸信介らの日本の高度成長へ

思うに、日本はいまだによいものを生産者が作れば、
経済成長すると思っているが、大間違いだ。
消費者に必要なものを作ることが大事なのだ。
どんなによいものでも、必要なければ意味がない。
経済を決めるのは生産者でなく消費者である。

生産者優遇の日本政府のやり方は、計画経済の社会主義と変わらない。
生産を管理して分配して経済発展しようというのだから。これを支持する
日本の大企業のトップの経済思想は実は社会主義なのである。

・今日の一言
インドの家電業界のシェアNo.1は韓国LGだ。
The company with the top share of Indian consumer-electronics industry is LG Electronics.
인도 가전업계의 점유율 일위는 한국 LG이다.
在印度家电业界市场占有率最高的是韩国的LG电子。

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