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英語の感覚が身につく法 [本(英語学習]

『英語の感覚が身につく法/奥津文夫/かんき出版/2001』
著者:日英対照言語学、日英言語文化比較
評価:日本語への誤解が目に付くが英語の話は面白い


イギリスでは職業が名字になった。
職業が世襲だったため。
このあたりは日本も同じらしい。

相手のお世辞への"とんでもありません"は、
Thank youで対応する。
相手の意見を否定するのは失礼なのだ。

英語圏はお客も Thank you と言って去る。
無言なのは失礼。

ピンク映画は、blue film。
韓国語はピンクで日本と同じ。
中国語だと黄色になる。

英米では自己主張が重要だから I や me が必要で省略できないという。
これは全く無関係。

正しくは、
英語は日本語の助詞"を"と"が"を省略しているから、
I, me, he, she などの代名詞を必要とする。
また英語は日本語の助詞"は"を省略しているから、
the や a など冠詞が必要になる。
英語もまた省略の多い言語なのである。

数え年は非論理的だという。
数え年は年齢を時間座標で数える方式だから、
東洋的な場の思想といえると思う。

GoodbyeはGod be with you!の短縮だそうだ。
初めて知った。

英語の出欠の取り方。
Here. Present. Yes. Here, sir.など。
手を挙げて答えるための"はい"は、Let me try.
日本語は全部は"はい"で済むので便利だ。

出欠の"はい"は
韓国語は"네"か"예"、中国語は"到"
手を挙げるときは、先生(선생님! 老师)かな?

英語の命令文の注意点。
英語の命令文はぶっきらぼうでも強くもない。
日本語でいう命令ではないのだ。
情報提示の指示、親しみのこもった指示、命令的な指示の3種。
道案内:Go straight along this street and...
親しみの指示:Come in.
など。命令文をうまく使えると自然な英語になりそう。

英語と日本語の違いとして、

1.無生物主語
2.受動態
3.名詞表現

の3つが挙げられており興味深い。

日本語には題目を示す"は"と主語を示す"が"があるが、
英語には題目のための文法構造がなく、
主語subjectと題目topicが一致しなければならない。
題目を無理でも主語にしなければならないのだ。
その結果がこの3種であろう。

英語では、無生物主語、受動態、名詞表現にするものを
日本語では、生物主語、能動態、形容詞表現するのだ。
韓国語はほぼ日本語と同じだが、受動態の許容度がさらに低くなる。
日本語よりも受動態を回避するのだ。
また中国語はそのどちらでもOKなのがおもしろい。

・今日の例文の三言
The news made him happy.
その知らせを聞いて彼はうれしくなった。
그 소식을 듣고 그는 기뻐했다.
这个消息让他高兴。(听了这个消息,他很高兴。)

This picture was painted by Bob.
この絵はボブが描いた。
이 그림은 보브가 그렸다.
这张画是由鲍勃画的。(这张画是鲍勃画的。)

My mother is a good cook.
母は料理が上手です。
어머니는 요리를 잘하십니다.
我的母亲是个好厨子。(我的母亲做菜做得很好。)

タグ:奥津文夫
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