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アフリカ・レポート-壊れる国、生きる人々(岩波新書) [本(世界事情]

『アフリカ・レポート/松本仁一/岩波新書/2008』
著者:ジャーナリスト、朝日新聞社
評価:腐敗国家の元の新しい動きを探る。アフリカを知る良書


アフリカの扱いにくさ。
アフリカ政府の腐敗を指摘するとレイシストと反論。

崩壊したジンバブエ。
識字率90%以上のジンバブエ。
インフレ率16万%に。
南アフリカのジンバブエからの不法入国者は300万人
経済混乱は英国の制裁のせいと主張するマトンガ情報副大臣。

混乱する南アフリカ。
南アの殺人事件は年約2万人だが、
南ア2001年殺人事件起訴率は25%。4人一人しか捕まらない。

南アの中国人は30万人以上。
アワビの密漁がさかんに。
アワビ犬を導入すると、
マフィアはアワビ犬のジェームズ殺害に100万円の懸賞金をかけた。

ちなみに殺人事件は日本は1300人程度。
それでも毎日平均3件ある計算。
テレビで放送されるのは一握りということ。
ときどきテレビでは少年殺人やら、
子ども殺人が報道が続くことがあるが、
マスコミのキャンペーン期間なので選ばれただけだ。

フランスのコーペランはフランス語圏14ヵ国に。
フランスが利権を確保している。
最近強いのが中国。
アンゴラへの中国ODA。
プロジェクトはすべて中国国営企業が受注し、
設備も資材も労働者も中国人のみだった。

中国政府がアフリカの石油を買い、
中国商人が安価な中国製品を売る
中国本土の生産現場と直結する中国人卸売商が荒稼ぎを始めている。

アフリカでの期待はNGOや企業など。
ジンバブエの農業NGO・ORAP
NGOソウェト希望の山
ソマリランド共和国・自称国家
ケニアナッツ社
シエラレオネのバイクタクシー
セネガルの生ガキ屋台
などが紹介される。

・今日の一言
マフィアはアワビ犬のジェームズ殺害に100万円の懸賞金をかけた。
Mafia offered the reward at 1,000,000 yen for killing abalone dog James.
마피아는 전복 개인 제임스 살해에 100만엔의 현상금을 내걸었다.
黑手党悬赏一百万日元杀害鲍鱼狗詹姆斯。

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