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女の子どうしって、ややこしい! [本(社会心理学]

『女の子どうしって、ややこしい!/レイチェル・シモンズ/草思社/2003』
著者:女性心理、政治学、女性学
評価:女の子のいじめの実態を知る

女の子のいじめの技法。
メモで攻撃、匿名の手紙、落書き、迷惑メール、
ボーイフレンドを奪う、噂を流す、カンニングしたと言いつけるなど。
言葉の戦いである。

女の子の男子と違う価値観。
いい子でいよう、完璧な人間関係を続けようとする感覚があるらしい。
孤独を恐れる気持ちが男子より強いのかも。

女の子は同盟を組む。
怒りを言葉で表現しない女の子の社会では、
同盟を組んで複数になったときのみ人への攻撃が正当化される。
そして女の子の地位は人間関係で示されるという。

喧嘩の男女の違い。
男の子の喧嘩は勝てば終わりだが、
女の子の喧嘩は他の子を引き込んで長く続くという。
そうかなあ。
著者は女性なので、男性を理想化し過ぎじゃないかな?

いじめに遭っている娘への母はどう助言すべきか。
決めつけは厳禁で、まずして共感し、類似経験の告白し、
さらに一緒に現状調査して、
対策を質問しながら考えるのがよいようだ。

いじめと犠牲者は友人関係でもある。
ドメスティックバイオレンスに似た状況らしい。

いじめる人の技法とは、
a.自分の存在が相手に特別と感じさせる。
b.自分の期待には決して応えられないようにする。
c.相手を周囲から切り離す。
これは精神的に弱い人間を支配する効率的な方法だ。

a.により、何か相手に一緒にいる理由を与え、
b.により、相手が自分の部下であることを思い知らせ、
c.により、力を奪って完全支配するわけ。

・今日の一言
男の子の喧嘩はいじめの終わり、女の子の喧嘩はいじめの始まり。
Boy's fight is the end of bullying, Girl's fight is the start of bullying.
사내아이의 싸움은 왕따의 끝, 여자아이의 싸움은 왕따의 시작.
男孩子吵架是欺侮的结束,女孩子吵架是欺侮的起点。

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