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ミクロにひそむ不思議-電子顕微鏡で身近な世界を見る(岩波ジュニア新書) [本(生物学]

『ミクロにひそむ不思議/牛木辰男・甲賀大輔/岩波ジュニア新書/2008』
著者:解剖学
評価:白黒写真集。ミクロの神秘を知る良書。

有孔虫の殻が堆積した星砂。
美しいレース模様をしている。
この写真はとても美しく神秘的です。

孔辺細胞が唇のように並ぶ気孔の写真。
ホラーな画像です。

ハエは足の裏で味を感じる。
肌に止まったら味わわれているわけか……

気道の線毛細胞。線毛を動かしてのどへ流し出す。
のどに何かが詰まっても自然に治るのはこのおかげなのだ。

ちょっと雑学。
ミトコンドリアmitochondriaは複数形。
単数形はミトコンドリオンmitochondrion。

『分子のはたらきがわかる10話/齋藤勝裕/岩波ジュニア新書/2008』
著者:有機化学、物理化学
評価:分子のさまざまな働きを解説。

興味深いのは、
レンズの大きさを変えずに電圧で屈折率を変える液晶レンズ。
いろいろなことに応用できそう。

『親指はなぜ太いのか/島泰三/中公新書/2003』
著者:霊長類学
評価:主食は霊長類の種の口と手の形を決定する

著者の提唱する口と手の連合仮説。
主食は霊長類の種の口と手の形を決定する。

ゴリラの子どもは草を食べる技術を学ぶ。
食事に下ごしらえが必要らしい。
ゴリラは料理をするわけ。

自由な手が大脳の発達を促すわけではない。
200万年間脳容量は変わらなかった。

アウストラロピテクスは何を食べていたか。
著者は骨猟者であるという。
石を持って骨を割って食べたのだ。
口と手の連合仮説から分析すると、
人間の歯は骨が主食のとき最も効率的らしい。

骨が主食というのはまさに驚きの仮説であると思う。

・今日の一言
人類の主食は骨だった。
The staple food of human beings were bones.
인류의 주식은 뼈이었다.
人类的主食是骨头。

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