SSブログ

子どもの力は学び合ってこそ育つ-金森学級38年の教え(角川oneテーマ21) [本(教育]

『子どもの力は学び合ってこそ育つ』
金森俊朗(小学校教師、デスエデュケーション)
角川oneテーマ21(2007)


教育現場からの声を知る。

子どもの学力低下、モラル低下、教師の指導力低下は、
意図的に作られたものだ。
事実ではないという。
教師の専門的力量は年々向上しているのだ。
昔の先生がそんなにレベルが高かったか、
よーく思い出してみよう。

問題は個々の教師ではなく、その環境だ。
都道府県の財政危機のため多数の非正規職員を採用している。
本物の先生が少なくなっているのだ。

さらに家庭の教育力低下も、実は環境の問題である。
単身赴任、母子家庭、長時間労働による親の疲れなど、
家庭が教育力が発揮できなくなっているのだ。
家庭は、家族同士のつながりにより家族の力を発揮する。
地域や職場を整えずして教育力を回復することはできない。

小学校での競争は学力強化に結びつかない。
世界の学力比較テスト、PISA2000と2003の調査結果。
習熟度別指導をしている国こそが、成績が低いのである。
競争は学力低下と学力格差の拡大につながるのだ。

子どもの成績が教師の成績になり学校の成績になる。
こうした圧力が小学校を弱めているのである。

私は思うに、
日本の小学校の教育はもともと世界的にも高い評価があったのに、
なぜ変更しようとしたのか不可解だった。
変える必要があったのは大学だったと思うんだけどねえ。

教育の本質。
教育は難しくない。
一人一人すべての子の名前を呼ぶことを大切にするだけでいい。
子どもを見守ることこそ、教育の真髄である。

・今日の一言
教育で大事なことはまず一人一人すべての子の名前をしっかりと呼ぶことだ。
교육에서 중요한 것은 우선 한사람 한사람 모든 아이의 이름을 분명히 부르는 것이다.
教育上最重要的事是把每个孩子的名字叫得清清楚楚。
The important thing in education is clearly to call out the name of every child first.

タグ:金森俊朗
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。