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天才の脳科学-創造性はいかに創られるか [本(脳科学]

『天才の脳科学』
ナンシー C.アンドリアセン(神経科学、精神病理学、英文学)
青土社(2007)


天才たちの思考法を知る。

ギルドフォードの創造性試験は予言的妥当性を欠く。
知能テストでいい点を取った人がその後、
成功したり、何か発明したりする確率が高いわけではなかったのだ。
よく創造力テストとかいって、
ある言葉から思いつくことをたくさん並べる練習とかあるけど、
まったく意味ないってこと。

モーツアルト
作曲のとき一曲全部が聞こえるという。
いきなり全部が認識されるわけ。

コールリッジの詩
ザナドゥにクープラ・カーンは壮麗な歓楽宮の造営を命じた。
この詩も一気に思いついたらしい。

天才は、創造物がそのまま出来上がっていて、
頭に浮かぶものをただ書き写すだけということが多いようだ。

作家には躁鬱など気分障害が多いが、統合失調症はいない。
気分障害と創造性が関係あるらしい。
ただ科学者の家族は統合失調症の率が高いようだ。

『天才論』
茂木健一郎(脳科学者)
朝日新聞社(2007)


ダ・ヴィンチのアイディアの秘密を考える。

モナ・リザとはリザ夫人の意味。
モナ・リザの目鼻口の位置は、ダ・ヴィンチ本人と一致するらしい。
そういわれると、輪郭とかも男っぽい気がする。

レオナルドが残した美しいデザイン機器は、
ほとんどは作成不可能か役に立たないものらしい。
自由なたくさんの発想こそが重要。
たくさんの無駄の中に本物が隠れているのだと思う。

認知意味論のレイコフ
オイラーの等式は、
身体イメージに基づいて構築されているといっているらしい。
レイコフの『数学はどこから来たか』
誰か早く翻訳して出してください。

『ひらめき脳』
茂木健一郎(脳科学者)
新潮新書(2006)


ひらめきを生む土台を作る方法。

暗記や詰め込み学習による記憶は安全地帯に役に立つという。
知識の絶対量というのは、力になりうるのである。
セレンディピティの6つの条件は、
行動、気づき、観察、受容、理解、実現。
発見からそれを表現するまでのステップである。

・今日の一言(コールリッジ)
ザナドゥにクープラ・カーンは壮麗な歓楽宮の造営を命じた。
In Xanadu did Kubla Khan, A stately pleasure-dome decree...
제나두는 쿠빌라이 칸에게 쾌락을 준 웅장한 저택이었다.
上都坐忽必烈汗,恢宏皇城乐御邦。

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