迷いと決断(新潮新書) [本(発想と効率]
『迷いと決断/出井伸之/新潮新書/2006』
著者:クオンタムリープ株式会社、ソニー社長
評価:ソニー社長としての10年の逸話
ベータの生産を諦める事件。
泥棒がエンジニアの家に盗みに入ったが、
VHSだけ取ってベータを無視したのだ。
泥棒ですらベータは要らなかったのだ。
AOLタイムワーナーは無意味な合併だった。
ケーブルテレビとプロバイダが合併すると、
視聴者は当然、料金が下がると思う。
これでは利益は減るだけである。
日本の経営者の報酬が低いと嘆く筆者。
まあ本人が経営者だからそう思うのは当然だが、
もちろん正しくはアメリカが高すぎるだけである。
もし日本の経営者の報酬が高くなれば、日本はもっと低迷するだけだし、
アメリカの経営者の報酬を下げることができれば、
アメリカはもっと繁栄しているだろう。
アメリカの経営者の報酬が高いのは、
アメリカが儲かっているから高いのであって、
報酬が高いからアメリカが繁栄しているのではない。
因果関係が逆なのだ。
報酬がインセンティヴにならないのは、
心理学的には言うまでもないことだし、
経済学的にも広く認められてるとはいえないだろう。
インセンティヴを生むのは権限拡大とフリーハンド性、
自己効力感であって金銭報酬ではないのだ。
『ヒューマン2.0/渡辺千賀/朝日新書/2006』
著者:シリコンバレーのコンサルティング会社社長
評価:シリコンバレー生活日記、シリコンバレーがわかる
著者は、迷ったら人と違う方を選ぶという。
これはある意味成功の秘訣かもしれないね。
アメリカの医療費。
盲腸手術200万、アレルギー点滴20万、がん手術1000万。
はっきり言おう。最低な国である。
1998年のアメリカ人へのアンケート。
自分はトップ1%の稼ぎに入っていると思う人が19%
いつかトップ1%に入るだろうと思っている人が20%
はっきり言おう。君たちはバカである。
『ウェブ2.0は夢か現実か?/佐々木俊尚/宝島社新書/2006』
著者:ジャーナリスト
評価:ネット幻想に囚われたレポート・現実が見えていない
韓国オーマイニュースには、金大中の後ろ盾があった。
それで盧武鉉大統領もその延長上の存在なわけね。
2ちゃんねるでは、頭の悪いカキコミは相手にされないという。
全くの嘘。ほとんどが頭の悪い書き込みばかりである。
もちろん、ネットでも賢い人はいる。
けれどそれもディベート的な賢さでしかない。
限定データの中の論理的な正しさでしかない。
自分の無知に対する自覚がない人ばかりである。
自分が必要な知識を持ち合わせていないことに気づいていないのだ。
知らないことは、どれだけ正確に論じても正解を出すことはできない。
新聞やテレビの時評は80%はゴミである。
ブログの時評は90%はゴミである。
掲示板の時評は99%はゴミである。
しかも、ブログや掲示板はそのデータをメディアから拾っているので、
読む価値があることはほとんどない。
メーカーの高機能商品。
どうして消費者に必要ではないほど高機能なのか?
それは、消費者でなくライバルメーカーを見ているから。
テレビも同じく消費者を見ない。
テレビ業界の顧客は視聴者でなくスポンサーだから。
ライブドアはIT企業ではないという人は
ネット業界を知らないという。
間違い。資金の流れを見れば金融業なのは明白。
ライブドアがかつてIT企業として始まったのは事実だが、
今もそうだというのは無理がある。
アメリカのGEが電気メーカーでなく金融業なのと同じこと。
堀江貴文は、モノを知らないと露骨に態度を変えるという。
お金を稼げる人間は、自分の時間の価値を知っているので、
無能な人間に付き合うのが馬鹿馬鹿しくなるのだ。
しかし、それが墓穴を掘ることになる。
マスメディアの本田由紀や辛淑玉のネット評は、
有権者を愚弄しているという。
弱者の愚民がファシズムを支持しているといわんばかりとする。
間違い。どのネット評も的確で正しい。
著者はネット幻想に囚われている。
・今日の一言
泥棒ですらベータは要らない。
Even thieves don't need Beta videotapes.
도둑조차 베타는 필요 없다.
小偷也不要β方式的录像磁带。
著者:クオンタムリープ株式会社、ソニー社長
評価:ソニー社長としての10年の逸話
ベータの生産を諦める事件。
泥棒がエンジニアの家に盗みに入ったが、
VHSだけ取ってベータを無視したのだ。
泥棒ですらベータは要らなかったのだ。
AOLタイムワーナーは無意味な合併だった。
ケーブルテレビとプロバイダが合併すると、
視聴者は当然、料金が下がると思う。
これでは利益は減るだけである。
日本の経営者の報酬が低いと嘆く筆者。
まあ本人が経営者だからそう思うのは当然だが、
もちろん正しくはアメリカが高すぎるだけである。
もし日本の経営者の報酬が高くなれば、日本はもっと低迷するだけだし、
アメリカの経営者の報酬を下げることができれば、
アメリカはもっと繁栄しているだろう。
アメリカの経営者の報酬が高いのは、
アメリカが儲かっているから高いのであって、
報酬が高いからアメリカが繁栄しているのではない。
因果関係が逆なのだ。
報酬がインセンティヴにならないのは、
心理学的には言うまでもないことだし、
経済学的にも広く認められてるとはいえないだろう。
インセンティヴを生むのは権限拡大とフリーハンド性、
自己効力感であって金銭報酬ではないのだ。
『ヒューマン2.0/渡辺千賀/朝日新書/2006』
著者:シリコンバレーのコンサルティング会社社長
評価:シリコンバレー生活日記、シリコンバレーがわかる
著者は、迷ったら人と違う方を選ぶという。
これはある意味成功の秘訣かもしれないね。
アメリカの医療費。
盲腸手術200万、アレルギー点滴20万、がん手術1000万。
はっきり言おう。最低な国である。
1998年のアメリカ人へのアンケート。
自分はトップ1%の稼ぎに入っていると思う人が19%
いつかトップ1%に入るだろうと思っている人が20%
はっきり言おう。君たちはバカである。
『ウェブ2.0は夢か現実か?/佐々木俊尚/宝島社新書/2006』
著者:ジャーナリスト
評価:ネット幻想に囚われたレポート・現実が見えていない
韓国オーマイニュースには、金大中の後ろ盾があった。
それで盧武鉉大統領もその延長上の存在なわけね。
2ちゃんねるでは、頭の悪いカキコミは相手にされないという。
全くの嘘。ほとんどが頭の悪い書き込みばかりである。
もちろん、ネットでも賢い人はいる。
けれどそれもディベート的な賢さでしかない。
限定データの中の論理的な正しさでしかない。
自分の無知に対する自覚がない人ばかりである。
自分が必要な知識を持ち合わせていないことに気づいていないのだ。
知らないことは、どれだけ正確に論じても正解を出すことはできない。
新聞やテレビの時評は80%はゴミである。
ブログの時評は90%はゴミである。
掲示板の時評は99%はゴミである。
しかも、ブログや掲示板はそのデータをメディアから拾っているので、
読む価値があることはほとんどない。
メーカーの高機能商品。
どうして消費者に必要ではないほど高機能なのか?
それは、消費者でなくライバルメーカーを見ているから。
テレビも同じく消費者を見ない。
テレビ業界の顧客は視聴者でなくスポンサーだから。
ライブドアはIT企業ではないという人は
ネット業界を知らないという。
間違い。資金の流れを見れば金融業なのは明白。
ライブドアがかつてIT企業として始まったのは事実だが、
今もそうだというのは無理がある。
アメリカのGEが電気メーカーでなく金融業なのと同じこと。
堀江貴文は、モノを知らないと露骨に態度を変えるという。
お金を稼げる人間は、自分の時間の価値を知っているので、
無能な人間に付き合うのが馬鹿馬鹿しくなるのだ。
しかし、それが墓穴を掘ることになる。
マスメディアの本田由紀や辛淑玉のネット評は、
有権者を愚弄しているという。
弱者の愚民がファシズムを支持しているといわんばかりとする。
間違い。どのネット評も的確で正しい。
著者はネット幻想に囚われている。
・今日の一言
泥棒ですらベータは要らない。
Even thieves don't need Beta videotapes.
도둑조차 베타는 필요 없다.
小偷也不要β方式的录像磁带。
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