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イスラム:癒しの知恵(集英社新書) [本(哲学思想]

『イスラム:癒しの知恵』
内藤正典(現代イスラーム地域研究)
集英社新書(2011)


イスラム圏での自殺率はきわめて低い
いつ生まれていつ死ぬかは神によって登録されており、
自殺は神のものを奪う行為であるため許されない。

禁じられた行為をしても貧者への施しで償える

イエス、モーセ、ダビデ、ノアも預言者
イスラムには死者の霊という発想はない

インシャアッラー。神の御意志のままに。神が望みたもうならば。

殺人は民事事件として扱われる

イスラム=神に従うの意味の動詞

断食は日の出から日の入りまで食欲や性欲などあらゆる欲望を断つこと

あらゆる行為をコーランやハディースにより
義務、推奨、選択、やらない方がいい、禁止に判定する

禁煙の方向に。緩慢な自殺と見る

妊娠中絶は派により意見が分かれる

旅人への施しは神による絶対命令
親切にお返しするとムスリムは傷つく

ひとりでいるのは悪いこと
イスラムは禁欲主義も独身主義も奨励しない
女性の性を商品化してはならない。
性的な部位を異性の視線から遮断するためのベールやスカーフ

☆☆☆☆☆
究極の他力宗教がイスラムかもしれないと思った。
イスラムの哲学というか思考がよくわかる良書。
お勧め。

・今日の一言(本文より)
ムスリムは全員が来世の存在を信じている。
伊斯兰教徒都相信来世的存在。
무슬림은 모두 내세의 존재를 믿고 있다.
All Muslims believe in the existence of the next world.
All Muslims believe in the after life.

タグ:内藤正典
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