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重力とは何か:アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る(幻冬舎新書) [本(物理/天文]

『重力とは何か』
大栗博司(素粒子論)
幻冬舎新書(2012)


ガリレイは振り子の等時性をシャンデリアの揺れの観察から発見した。

朝永振一郎:
ふしぎだと思うこと、これが科学の芽です。

武器軟膏とは傷口をつけた武器に塗ると怪我が治る。

光速が一定になることはマックスウェルの理論に示されていた。

時空の次元とは位置を決めるためにいくつの情報が必要かと同じこと。

加速度や遠心力によって生じる引力は重力そのものである。

地球上と人工衛星上では重力が違うため時間の流れる速さが異なり、
それを相対性理論によって補正しないとGPSは全く使い物にならない。

銀河系の中心には太陽の400万倍の質量のブラックホール。
クェーサーの質量は太陽の一億倍から100億倍。

アインシュタインの宇宙項への後悔はガモフの作り話かも。

紫外線で日焼けするが赤外線では日焼けしないのは波長が長いため。

外村彰の電子の干渉縞実験は科学史上最も美しい実験の第一位に選ばれた。

瞬間だけでは音の周波数はわからない。

不確定性原理は一つの量子状態は固有の位置と速度を同時も持つことはない。

ハイゼンベルクの不確定性原理は、
測定すると測定対象の速度を変化させるので速度の測定値に不確定性を生む、
測定精度の限界。

場の量子論を数学的な理論にするヤン=ミルズ問題。

超弦理論から導きだされる奇妙な粒子は重力子。

力の働きを量子化したとき無限大が生じるのは素粒子が点だから、弦なら心配ない。
超弦理論が必要なわけ。

急進的保守主義の手法とは、
理論を極限状況に当てはめて、壊れるまで使ってみること。

一般相対論と量子力学によって計算すると
ブラックホールに投げ入れられたものは情報が失われ因果律に反してしまう。

ホログラフィー原理によると空間そのものがある種の幻想。
空間の概念は不変ではなくより基本的な概念に置き換えられるべき。

・今日の一言(本文より。パスツールの言葉)
Science has no borders, but scientists have their own homeland.
科学には国境はないが、科学者には祖国がある。
과학에는 국경은 없지만, 과학자에게는 조국이 있다.
科学无国界,但科学家有自己的祖国。

タグ:大栗博司
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