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認知哲学:心と脳のエピステモロジー(ワードマップ) [本(脳科学]

『認知哲学:心と脳のエピステモロジー』
山口裕之(科学哲学、エピステモロジー)
新曜社(2009)


心や意識=この私が存在しているという感じ

科学理論は実験により否定されると葬られるというが、
学部一年生が実験すると理論を否定する結果が出まくる。

カント:時間は他の何ものにも似ていないので時間についての説明が難しい。

サール:
意識とは記号の意味を理解するものだ

ホフスタッター:
神経細胞を一つずつ交換すればどうなるか?

チョムスキーは人間の言語は
他の認知領域とは切り離された自律的な領域であると主張した。

言語使用は対象操作のシミュレーション

カントは計算は分析判断ではなく総合判断と考えていた。
計算はアプリオリな総合判断
回帰構造を持つネットワークは意識の特徴を模倣できる
身体性認知科学
意識が鮮明に感じられるのは抵抗するものに対応しようと努力しているとき

ギブソンと身体性認知科学の違い:
不変項が環境から与えられるか生成しなければならないか

デネットの多元的草稿モデル
自由とは、物理的な現象でなく、意味的な現象なのである。
辺縁系がエモーショナル・ブレインを構成するとは考えられていない

☆☆☆☆☆
科学哲学からみた脳科学
認知哲学の流れがよくわかる良書
時間とは場の最小単位。場とは何かが存在させ位置を与えるもの。
理解という言葉を誤解している
量的概念と質的概念の混同。心や理解は量的概念。程度がある。
意識は何かを理解する主体ではない

・今日の一言(本文より)
What then is time? If no one asks me, I know what it is. If I wish to explain it to him
who asks, I do not know.
いったい時間とは何でしょうか。誰も私にたずねないとき、私は知っています。たずねられて説明しようと思うと、知らないのです。
什么是时间呢?如果没有人问我的话,我就知道时间到底是什么了。如果我想跟问我的人解释什么是时间,我就真不知何谓时间了。
그렇다면 시간이 무엇인가. 나는 아무도 묻지 않을 때에는 시간이 무엇인지 안다. 하지만 묻는 사람에게 설명하려고 할 때에는 모르겠다.

タグ:山口裕之
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