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哲学入門(岩波新書) [本(哲学思想]

『哲学入門』
三木清(哲学者)
岩波新書(1976)


カント、西田幾多郎の影響が大きい。
古い本だが内容の深い優れた哲学書

真理の行為的意味を明らかにする。

哲学は無前提の学。

主観は客観に対して主観だが、
主体は主体に対して主体である。

科学は技術を通して常識化される。

科学性は合理性と実証性との弁証法的統一である。
合理性と実証性は対立するものであるから科学として運動する。

論理的な推論と思索が、実際の現象や実験と不一致であるとき、
その差が科学として動き出すわれ。

哲学は対象的認識ではなく場所的自覚である。

科学は世界像を求め哲学は世界観を求める。

すべての知識は権利として普遍的妥当性を要求する。

ソクラテスが概念を発見し、
レオナルド・ダ・ヴィンチは実験を発見した。

人間的実践が真理の客観的基準を提供する。

カントはニュートンをモデルに認識論を建てた。

実在を利用するために真理を発明するのが実用主義。

カント:
道徳の妥当性は内容でなく形式にある。
内容では普遍的にならず人によって違ってしまうから。

・今日の一言(本文より)
合理性と実証性は対立するものであるから科学として運動する。
合理性和实证性是对立体,才作为科学运动。
합리성과 실증성은 대립하는 것이기 때문에 과학으로서 움직인다.
Since rationality and evidence are sometimes not compatible, they will work as science.

タグ:三木清
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