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和解のために-教科書・慰安婦・靖国・独島(平凡社ライブラリー) [本(日本の問題]

『和解のために-教科書・慰安婦・靖国・独島』
朴裕河(日本近代文学)
平凡社ライブラリー(2011)


日韓の問題となっている4つのテーマについて、
韓国で日韓双方の主張を紹介した本。
これは貴重だと思う。
相手側の意見をそのまま載せる本は
日本でも韓国でも珍しいからね。

慰安婦問題は女性問題でもある。
米軍基地村の女性が慰安婦に補償するというなら、
自分にも補償せよと語った。

朝鮮政府は税金逃れの逃亡者対策として
1438年から1881年まで鬱陵島を空島政策で無人にし、
その間は日本人が漁業をしていた。

鬱陵島は元来は異なる部族が暮らしており、
1800年代後半の鬱陵島は日本人と韓国人が雑居していた。

軍人が国民を見捨てたケースとしての慰安婦と沖縄と満州。

謝罪より赦しが先に立つのではないか。

日本の市民があぶない教科書というのは
戦争に行くための教育であり
日頃それを実践している韓国がそのまま使うのはアイロニーである。

・今日の一言(本文より)
韓国のなかの責任を問うことは日本の責任を薄めることにはならない。
追究韩国内部的责任不等于淡化日本的责任。
한국 안에 책임을 묻는다고 해서 일본의 책임이 적어지는 것은 아니다.
Questioning who may be responsible in South Korea does not weaken the responsibility of Japan.
People in South Korea accepting responsiblity does not weaken the responsibility of Japan.

タグ:朴裕河
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