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余の尊敬する人物(岩波新書) [本(人物伝記]

『余の尊敬する人物』
矢内原忠雄(政治学)
岩波新書(1940)


エレミヤ、日蓮、リンカーン、新渡戸稲造の伝記。

正直、エレミヤと日蓮は尊敬に値するとは思いがたい。

日蓮が他の宗派を嫌い、
念仏は無間獄、禅は天魔、真言は大悪法、律は国の賊と呼ぶ。
やはりやりすぎだと思う。

リンカーンの勉強は、少数の書物と多数の人間から。
よく読んだのは聖書とシェークスピア。
リンカーンは南部の奴隷のみを解放したが、
それは、大統領は奴隷を解放する憲法上の権利はなく、
軍法によるもののためで、
解放令よりも後の憲法修正により奴隷制の廃止したことが大事、
それはリンカーンの死後八ヶ月に成立する。

自分の正しいと信じる事を率直に述べれば
世間の誤解や非難を受けるのは当たり前である。

もし神が全能であって何でも為し得るというのであれば
神は自殺し得るか?

・今日の一言(本文より)
This dust was once the man,
Gentle, plain, just, and resolute, under whose cautious hand,
Against the foulest crime in history known in any land or age,
Was saved the Union of these States.
この塵はかつての彼の人なりき、
優しく、平明に、正しく、確固として、その注意深き手の下に、
いかなる国と時代の歴史にも知られざる最悪の罪に逆ひて、
合衆国の結合は救われたり。
이 먼지는 일찍이 그 사람이었도다.
부드럽고, 평범하고, 바르고, 확고한, 그 주의깊은 손 아래,
어떤 나라와 시대의 역사에도 없었던 최악의 죄에 대항하여,
우리 연방의 결합은 구원되었도다.
这遗骸就是曾经的他,
友善、平易、公正、果敢,在他的小心指挥下,
反抗历史上任何时候任何地方从未有过的最可耻的罪恶,
拯救了这些州的联邦国家。

タグ:矢内原忠雄
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