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親鸞(ちくま新書) [本(仏教]

『親鸞』
阿満利麿(日本宗教思想史)
ちくま新書(2011)


常識で片づかない問題に出会ったときに納得できる説明が必要となる。
それが宗教である。宗教とは主観的事実という。

はじめて天皇の許可なしに宗派を開いたのが法念。
それまでの僧侶は国家公務員だった。

法念のおおらかさ、親鸞の律儀さ厳格さ。

法念:
おのれ一人が仏になることができてもそれは仏教ではない。
過酷な修行を経て凡人にできない方法でしか
仏になれないのは、間違っていると考えたのである。
インド仏教が基本的に心理哲学なのに対して、
鎌倉以降の日本仏教はまさしく宗教なのである。

親鸞の死相は悪相だった。
最晩年に至っても澄明とはほど遠い心境だったという。

・今日の一言(本文より)
諸悪の根元たる自己中心性から人を解放するのが仏教である。
제악의 근원인 자기 중심성으로부터 사람을 해방하는 것이 불교다.
把人们从各种坏事的根源的自我本位中解放是佛教。
Buddhism liberates one from self-centered thoughts, which is the root of evil.

タグ:阿満利麿
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