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剣客商売読本(新潮文庫) [本(小説]

『剣客商売読本/池波正太郎ほか/新潮文庫/2003』
著者:作家、脚本
評価:創作の秘密を知る良書。ファン必見。


連想が乏しいと仕事は枯渇する。
発想の基本は突拍子もない連想で、
そこから実用的なネタへ加工するわけ。

自然にそうなる。意識的に書いたことは一度もないとか。
書いているうちに登場人物が勝手に動き出して話が出来ていくという。
人物のイメージが強固ならば、登場人物が勝手に動くのだ。

これが江戸時代だという信念がないと書けないという。
強い思いこみと自信が説得力を生むのだろう。

財政の逼迫ぶりを食事風景から描く。
説明しないで読者にわかってもらう工夫が必要。
時代小説に使う食べ物はいちいち調べた上で書かねばならない。
食べ物は確かに大事な要素だと思う。

著者の意識していたこと。
人間は四十歳を過ぎたら一日に一度死ということを考えた方がいい。
剣客はまさに死を扱う生き方だ。

・今日の一言
人間は四十歳を過ぎたら一日に一度死ということを考えた方がいい。(池波正太郎)
If you are over forty years old, you should think about death once a day.(Ikenami Shotaro)
인간은 40세를 지나면 하루에 한번 죽음에 대해서 생각하는 편이 낫다.(이케나미 쇼타로)
年过四十,人都应该一天就生死进行思考一次。(池波正太郎)

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