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病原体から見た人間(ちくま新書) [本(生物学]

『病原体から見た人間』
増田昭吾(黄色ブドウ球菌の病原性)
ちくま新書(2007)


前半の病原菌は面白いが、後半は単なる連想ゲーム。

人間と地球環境の関係と、病原菌と人間の関係を類比して考えている。
面白いけれども、個人的な連想ゲームに過ぎず、
該当する研究をあたっていないのであまり意味がない。

人間が感染症にかかるのは人間がその病原菌の本来の宿主でないから。
細菌は本来、病原菌ではなく、間違った生き物に住むことで、
病原菌となるわけ。

著者は世界を以下のように分類している。
A世界:アトムの世界
B世界:バイオやボディの世界
K世界:記号の世界
X世界:理性の世界
Y世界:欲の世界
……既存の哲学との比較した方が意義があると思う。

人間に体毛が少ないのは身体を意識するためという。
生物学者なら、もう少し説得力のある説明ができると思うのだが……

タグ:増田昭吾
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