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アーサー王と円卓の騎士-サトクリフ・オリジナル [本(小説]

『アーサー王と円卓の騎士』
ローズマリ・サトクリフ(作家)
原書房(2001)


サトクリフ版アーサー王伝説。

もとのアーサー王伝説はかなり混乱した内容だけど、
それをうまくまとめてあり読みやすい。
洋書持っているんだけど、
古文調に疲れたし、
人名が読めなくて、人間関係が頭に入らないので
日本語訳の確認に読んだ。
欧米人はあの人名の読み方が自然にわかるんだろうか?

p216でガリヘスって誤植がある。

・今日の二言
He knew that whatever he had to do in this new life, he could do it.
この新しい人生の中で果たさなければならないことがあり、自分にはそれを行う能力があるのだということが、はっきりと意識されたのであった。
이 새로운 인생 속에서 해야 할 일이 있고, 자신에게는 그것을 할 능력이 있다는 것을, 확실하게 자각한 것이었다.
他知道在这个新的人生中他要做的事情,他也有能力去做。

Love comes as it chooes, or does not come.
愛は来るもこないもみずから選ぶものだ。
사랑이 오는 것과 안 오는 것은 사랑 그 자체가 선택하는 것이다.
爱情的来不来,是爱情选择的。

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祝!宮城谷光武帝連載始まる!「草原の風」 2 [本(小説]

 私は今まで光武帝のプラス面ばかり書いているので、マイナス面について考えようと思う。

 光武帝は非常に大きく誤解されている皇帝である。
 一番ひどい誤解は、豪族に推戴された皇帝で権力が弱かったというもの。
 事実は完璧に正反対である。光武帝政権は、民衆の支持をベースにした軍事独裁政権で、皇帝の権力は中国史上最大であった。光武帝は自ら将軍として、中国全土の敵対するものすべて叩きつぶした武人皇帝である。統一後もその軍事力を完全掌握し続けた光武帝の権力は絶大であった。とにかく後漢王朝では、皇帝以外に一切権力がないのだ。そのため皇帝が若くして亡くなって幼帝が続くと、外戚と宦官が権力を握って争うようになった。皇帝の親戚と、皇帝の使用人が、皇帝の権力を借りることで権力をふるうようになったのである。
 後漢王朝の晩期になると、やっと豪族も経済力を基礎にしてわずかに力を持つようになる。そして政権を左右しようと挑んだ結果が、党錮の禁である。豪族たちはなすすべもなく権力争いに敗れて散ってしまったのであった。

 光武帝は勝者として美化されているのか。
 光武帝の凄さを挙げれるとすれば、武勇、平等、ユーモアの3つである。ところがこれらは儒教においては全く評価されないものである。そのため史書では武勇は目立たないように隠されて書かれているし、平等を示す人権政策もただ記録があるだけだし、ユーモアのエピソードも笑いよりも知恵のエピソードになっている。
 その結果、光武帝の凄さは知られずに埋もれたままになってしまう。美化どころか平凡で陳腐にすら見えるように描かれているのだ。光武帝はあまりにも儒教の理想からかけ離れていた。

 光武帝が怪しげな予言書を信じたとされること。
 これは間違いなく欠点のように思えるが、ここにも誤解がある。他の時代において予言書を信じた者は、そのために誤った行動をして失敗するが、光武帝にはそれがない。というのも、光武帝は予言書を信じたのではなく、現実が予言されていると信じていたのである。そのため現実に合わない予言は無視されたのだ。光武帝は運命論者ではあったが、迷信深いと考えるのは誤りである。

 光武帝で本当に非難するべきことは、その統一戦争である。
 光武帝は中国全土を戦場にして戦いによる天下統一をしたため、凄まじい死傷者が出ていた。新の崩壊から後漢の統一にかけて、人口は半減し、二千万人以上の人命が失われたと考えられている。これを光武帝の責任と考えるのは明らかに酷であるが、光武帝が高祖劉邦のような謀略家であれば、このような結果にはならなかっただろう。もちろんその場合、前漢初期のような貧弱な政権しか樹立できないが、失われた人命はより少なく済んだはずである。
 私が敢えてこれを指摘するのは、明らかに光武帝自身がそう考えていたからである。光武帝は統一後、戦いという言葉を嫌い、戦争を徹底して回避するようになる。やむを得ない混乱で死傷者が出るとそのたびに死人が出たことを後悔していた。
 光武帝は徹底して民衆の立場に立ち、豪族などが権力をふるうのを嫌っていた。その政治は「以元元為首(民衆を最優先にする)」と呼ばれるようになる。
 光武帝の最期の言葉、死に際しての詔の言葉は、光武帝が最期の瞬間まで民衆のことを考えていたことを示す、衝撃的な言葉で始まっている。

「朕無益百姓(私は民衆に何もしてやれなかった)……」

詳しく知りたい人はこちらへGo!
光武帝と建武二十八宿伝

・今日の一言
以元元為首。
民衆を最優先にする。
민중을 최우선으로 한다.
The people are top priority.

タグ:劉秀 光武帝
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勝負(剣客商売⑪) [本(小説]

『勝負-剣客商売/池波正太郎/新潮文庫/2003』
著者:作家
評価:よく考えると人間関係複雑だな


行方知れずなったかつての弟子
大治郎の木太刀の勝負
小兵衛の大金を狙う者・孫に名付ける
三冬と同門の剣士
茶飲み友達求む
助太刀
もらい子の弟子

こんなに剣士がいて商売成り立つんだろうか。(笑)

・今日の一言
危うく鯉太郎とか鯛之助とか、魚の名前をつけられるところであったの。
하마터면 "코이타로"라든가 "다이타로" 등의 물고기 이름이 붙여질 뻔했구나.
差一点被叫城鲤太郎啦、鲷之助啦,那种有关鱼的名字。
Your son was almost named like Koitaro(Carp Boy) or Tainosuke(Red Snapper Boy) and so on.

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朱温(朝日文庫) [本(小説]


『朱温(上)/仁木英之/朝日文庫/2009』
『朱温(下)/仁木英之/朝日文庫/2009』
著者:作家
評価:五代群雄伝。群雄割拠の攻防が面白い


正直、『夕陽の梨-五代英雄伝』は
あまり私の好みでなかったので期待していなかったけど、
続編、完全版は面白い。
群雄の抗争と、その狂気の描き方はなかなかだと思う。

リアル演義の劉備みたいな魅力の人、呉王楊行密、
強くてかっこいいけど何か単純な李克用、
人物像の描き方が面白い。

ちょっと残念なのは、
有名な猛将たちの武勇伝があまり描かれていないことかな。

五代は中国史上最も武勇伝の多い時代で、
関羽張飛級の怪物がうじゃうじゃとし、
乱戦の中の一騎打ちも頻繁にあったのだ。

この時代の一番有名な台詞はやっぱりこれかな?

・今日の一言
此輩自謂清流,宜投於黃河,永為濁流。
此辈自谓清流,宜投于黄河,永为浊流。
やつらは自分たちを清流と称していたから、黄河に投げ込むにぴったりだ。永遠に濁流にしてやれ。
그놈들은 자기들이 청류라고 칭하기 때문에, 황하에 던져 넣는 것이 딱 맞다. 영원히 탁류가 돼 줘라.
It's perfect to throw them into Yellow River because they've called themselves the clear stream. Make them to the muddy stream forever.

タグ:仁木英之
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祝!宮城谷光武帝連載始まる!「草原の風」 [本(小説]

……何で草原の風なんだろ? 出身地南陽だったら田園の風じゃね? 南陽は当時稲作地帯だし。宮城谷先生、劉秀は出ますか? もしかしてずっと劉欽(光武帝の父)の話ですか?

それはともかく、めでたい!光武帝の紹介をHPから引用しておく。

●簡単な物語
 三国志のおよそ200年前、西暦1世紀の中国。新の皇帝王莽の儒教政治が失敗し、反乱軍の更始帝が取って代わったが、失政がさらに続き群雄割拠の時代となり、将軍であった劉秀が独立して戦い、天下を統一した。

●変幻自在の男・光武帝劉秀
 紀元前5年1月13日の夜に生まれ、西暦57年3月27日に没した(グレゴリオ暦換算)。字は文叔。南陽郡蔡陽県の人。別名・白水真人。身長170cm前後、鼻が高くて口が大きく額が少し出ているらしい。
 若い頃は農民として熱心に働き、長安に留学すると学生として過ごし、お金が不足したので驢馬をひく商人になるも、裏では逃亡者を匿う侠客であった。乱世になると将軍として活躍し、ついには皇帝となる。予言書や儒学の研究が好きな学者でもある。
 寛容で人をよく許し至仁の皇帝として知られる。趣味は宴会(酒には強くないが)、乗馬、読書など。面白い話をするのが大好きで、徹夜して翌朝になるまで話し続けることもしばしば。お忍びで宮殿を抜け出して遊ぶことも数多く、庶民的で親しみやすい皇帝である。
 
●武の道を極めた勇者
 だがひとたび剣をとり戦場に出れば、百万人の敵軍に三千人を率い突入して大将の首を取り全滅させ、皇帝として十万人の大軍を率いるようになってもなお自ら敵中へと斬り込み、その勇姿は「真天人也!(まことに天の人なり)」と兵士たちを感嘆させ、その戦いぶりは「其勇非人之敵(その武勇は人間に敵対できるものではない)」と称えられた勇者である。
 ただし家族や友人はみなその強さを知らず、戦場で初めて知り驚くことになる。
 天の星座の生まれ変わりとされる二十八将軍(鄧禹、呉漢、賈復、耿弇、寇恂、岑彭、馮異、朱祐、祭遵、景丹、蓋延、銚期、耿純、臧宮、馬武、劉隆、馬成、王梁、陳俊、杜茂、傅俊、堅鐔、王覇、任光、李忠、萬脩、邳彤、劉植)や、来歙、馬援などの名将とともに天下を統一する。
 戦場を共にした将軍を一人も粛清しなかったことや、幼なじみの恋人である陰麗華と生涯を幸福に暮らしたことで知られている。
 天下統一すると剣を捨てて平和主義に徹し、武を極めて武を捨てるという理想像を達成した史上唯一の人物である。徴兵制の廃止、人権の平等化、奴隷の解放、経済の自由化、識字教育の普及など民衆のための政治を行い、伝説時代を超える繁栄の時代を築き上げたと賞賛されている。
 ジョークを好み、人々を楽しませることが生きがいだが、最愛の妻たる陰麗華は「冗談が嫌い(不喜笑謔)」だそうで……そのセンスの程がうかがえる。

●面白い逸話
 学生時代のこと。当時の大臣である同姓同名の劉秀が皇帝になるという噂があり、宴会でもその話題になった。そのとき「それって僕のことかも」というと一座が大爆笑になった。
 皇帝になってからのこと。友人に会いに行って一緒に雑魚寝したが、友人の寝相が悪く、足を腹に載せられた。その晩、天の皇帝の星の横に超新星が現れて、天文官が驚いて報告すると、それは私の友人の星だろうと答えた。
 遠くに遊びに行き夜遅く帰ったため城門が閉まっていた。皇帝であることを告げて顔を見せても開けてもらえず、夜中に城外をさまよった。城門の番人にはルールを守ったことを称えて褒美を与えた。
 郷里に帰ったとき役人に税金を無くすように頼まれた。それを断るとお金をケチっているだけだと言われた。
 宴会の席で美人画の屏風コレクションを並べて自慢していると、家臣に叱られて、慌てて撤収した。
 幼なじみの妻である陰麗華との物語は七夕の牽牛と織女の物語そっくりである。それを裏付けるように、『漢書』天文志は劉秀誕生の後に牽牛星の近くに彗星が70日間も輝いたことを記録し、『後漢書』天文志は陰麗華が没する直前に織女星の近くに大きな流星が現れたことを記録している。
 言うまでもなく日本に漢委奴国王の金印を贈ったのが光武帝である。

※もちろん、これらはすべて『後漢書』及びその注に記載された史実である。

詳しく知りたい人はこちらへGo!
光武帝と建武二十八宿伝

・今日の二言(光武帝の言葉より)
楽人者其楽長,楽身者不久而亡。
他人とともに楽しむのはその楽しみも長いが、自分一人で楽しむのは長く続かずなくなるものだ。
다른 사람과 함께 즐기면 그 즐거움이 길지만, 자신 혼자서 즐기면 오래 지속되지 않고 곧 없어지는 법이다
The pleasure together with others will be endless, the pleasure with oneself will pass away any second.

天地之性人為貴。
この世界においては、人であることが尊いのである。
이 세상의 인간은 모두 존엄한 존재이다.
In the Heaven and the Earth, being human itself is precious.

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春の嵐-剣客商売(十)(新潮文庫) [本(小説]

『春の嵐-剣客商売(十)/池波正太郎/新潮文庫/2003』
著者:作家、脚本家
評価:小兵衛チームは強いなあ……


剣客商売初の長編。
秋山大治郎と名乗る頭巾をかぶった男による連続斬殺事件。
天明元年1781年の話。

悪人について突き放した描写で、
人はわからないものという観点がある。
悪い人はただ悪いだけとして描く、
いいところもあるというような描き方はしないのである。

・今日の一言
先ず、鯛の刺身であったが、それも皮にさっと熱湯をかけ、ぶつぶつと乱切りにしたようなものだ。
우선 도미 회인데 그것도 껍질에 뜨거운물을 휙 뿌리고 크게 대충 썬 것 같은 회이다.
首先上来的是鲷鱼的生鱼片,在其表面浇上开水后,用乱刀随意切的。
The first dish was a sea bream sashimi, which was poured boiling water on the skin quickly and then it was chopped into chunks or something like that.

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中原の虹 [本(小説]

『中原の虹 第一巻/浅田次郎/講談社/2006』
『中原の虹 第二巻/浅田次郎/講談社/2006』
著者:作家
評価:中国語の勉強を相当している印象を受けた


蒼穹の昴の続編的作品。
張作霖が主人公。
馬賊の世界を描く。
パールバックの大地を思い出した。

元ネタになる原書をたくさん読んでないと、
これは書けなさそうだ。

・今日の一言
未来など誰にも見えんさ。現実の蓄積が未来を作る。ちがうかね。
No one can see the future. Actual accumulation makes the future. Don't you think so?
미래따위 아무도 보이지 않지. 현실의 축적이 미래를 만든다. 아닌가.
谁都看不透未来。现实的积累建造未来。不对吗?

タグ:浅田次郎
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待ち伏せ-剣客商売(九)(新潮文庫) [本(小説]

『待ち伏せ-剣客商売(九)/池波正太郎/新潮文庫/2003』
著者:作家、脚本
評価:人間の得体不明さ、裏表を描く


だいたいの内容

・ご隠居の正体
・金貸しの絵描き
・小兵衛の初めての女
・殿様を討った男
・仇に討ち取られようとする男
・強盗を装った男
・病死前の剣士の願い

・今日の文中の一言
迷い猫でござりまして、つい半年前の或る夜ふけに屋根づたいに入ってまいりましてな。(黒田庄三郎)
It's a stray cat. It entered along the roof on a late at night just a half year ago.(Kuroda Shouzaburou)
이 고양이는 길을 잃은 고양이인데, 불과 반년전의 어느날 밤에 지붕을 타고 들어 왔습니다. (구로다 쇼사부로)
它是走失的猫。就在半年前有一天深夜,顺着房顶进入的。(黑田庄三郎)

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剣客商売読本(新潮文庫) [本(小説]

『剣客商売読本/池波正太郎ほか/新潮文庫/2003』
著者:作家、脚本
評価:創作の秘密を知る良書。ファン必見。


連想が乏しいと仕事は枯渇する。
発想の基本は突拍子もない連想で、
そこから実用的なネタへ加工するわけ。

自然にそうなる。意識的に書いたことは一度もないとか。
書いているうちに登場人物が勝手に動き出して話が出来ていくという。
人物のイメージが強固ならば、登場人物が勝手に動くのだ。

これが江戸時代だという信念がないと書けないという。
強い思いこみと自信が説得力を生むのだろう。

財政の逼迫ぶりを食事風景から描く。
説明しないで読者にわかってもらう工夫が必要。
時代小説に使う食べ物はいちいち調べた上で書かねばならない。
食べ物は確かに大事な要素だと思う。

著者の意識していたこと。
人間は四十歳を過ぎたら一日に一度死ということを考えた方がいい。
剣客はまさに死を扱う生き方だ。

・今日の一言
人間は四十歳を過ぎたら一日に一度死ということを考えた方がいい。(池波正太郎)
If you are over forty years old, you should think about death once a day.(Ikenami Shotaro)
인간은 40세를 지나면 하루에 한번 죽음에 대해서 생각하는 편이 낫다.(이케나미 쇼타로)
年过四十,人都应该一天就生死进行思考一次。(池波正太郎)

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ランドックの刻印(ハヤカワ文庫JA グイン・サーガ119) [本(小説]

『ランドックの刻印 グイン・サーガ119/栗本薫/ハヤカワ文庫/2008』
著者:作家
評価:やっと謎解きも進んできました。


ヴァレリウス、情けねー。

思い出話多いな。
私もグイン同様に記憶に異常があるような気がして来た。(笑)

・今日の一言
どういうことだ。俺は怪我など、しておらぬぞ?
What are you talking about? I don't have any wound.
뭐라고? 나는 조금도 다치지 않았어.
你说什么?我没有受伤过伤。

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月の影 影の海〈下〉十二国記(講談社文庫) [本(小説]

『月の影 影の海〈下〉十二国記/講談社文庫/小野不由美/2000』
著者:作家。
評価:自我の目覚めというか、主人公の変化が面白い。


壁落人がこっちに来た日がちょうど私の誕生日だな。
東大安田講堂事件の頃なんだ。

・今日の一言
もちろん、本当の母ちゃんだ。母ちゃんがおいらをもいだんだからな。
Of course, She is my true mother. She picked me from the tree.
물론, 진짜 엄마다. 엄마가 나를 땄거든.
当然,真的是我妈妈。是妈妈摘下了俺。

タグ:小野不由美
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月の影 影の海〈上〉十二国記(講談社文庫) [本(小説]

『月の影 影の海〈上〉十二国記/小野不由美/講談社文庫/2000』
著者:作家
評価:ホラー作家だけに暗い展開も、面白く読めます


主人公が没個性的なところが面白い。
ここから少しずつ変化していくわけだ。

・今日の一言
だって中嶋さんって、八方美人だったんですもん。
Because Nakashima tied to be everything to everybody.
왜냐하면 나카지마(中嶋)씨 말이에요, 줏대 없는 사람이거든요.
因为中岛呢,是个八面玲珑的人嘛。

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時が滲む朝(芥川賞受賞) [本(小説]

『時が滲む朝/楊逸/文藝春秋/2008』
著者:作家
評価:薄っぺらな描写であらすじみたい。


前作のワンちゃんとのレベルの差があまりに歴然としている。
やっぱり女性作家に男性心理の描写は難しいのだと思う。

文章の質もこちらが後なのに下がっているように思う。
推敲の時間が短かったのだろうか?

紙の虎、曲高和寡
は、中国語の直訳。
日本語としてそのまま使っても意味がわかりません。

日本には民主活動家というビザがあるのか……

正直、この作品が芥川賞なのは、
"中国人が日本語で天安門事件を描いた"という主題によるもので、
極めて政治的な理由による受賞と考えて良いだろう。

・今日の文中の一言
ふるさとはね、自分の生まれたところ、そして死ぬところです。
Hometown, it's a place where you were born, where you will die.
고향은 말이에요. 내가 태어난 곳, 그리고 죽을 곳이에요.
故乡呢,就是自己出生的地方,和死去的地方。

タグ:楊逸
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ワンちゃん(第105回文学界新人賞) [本(小説]

『ワンちゃん/楊逸/文芸春秋/2008』
著者:作家
評価:女性心理を描き面白い。


苦労性だけど何だかユーモラスでたくましい"ワンちゃん"と、
オールド・ミスの妄想が暴走する"老処女"。

喉の奥で無言で言った。
どうやって無言で言うねん?(笑)

最初は犬の話かと思った。

老処女か……中国語も韓国語も同じ表現だね。

・今日の文中の一言
田舎の男には、田舎に行って相手を見つけてあげれば良いのだ。
I should go to the country and find a partner for a man in the country.
시골 남자에게는 시골에 가서 상대를 찾아 주면 좋다.
乡下男人的话,我可以去乡下给他找个对象。

タグ:楊逸
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クリスタルの再会(ハヤカワ文庫JA グイン・サーガ118) [本(小説]

『クリスタルの再会 グイン・サーガ118/栗本薫/ハヤカワ文庫/2007』
著者:作家
評価:話が長い。


マリウス、うぜー。

アマゾンの書評が笑える。悪口ばっかりだ。
みんな意地になって読んでるんだな。(笑)
いいんだよ。流し読みで。
他人のつまらない愚痴を聞くとき、
真剣に聞かないでしょ。
そういうつまらない話は、つまらない話を聞くように読めばいいのさ。

・今日の一言
何をだ。――おぬしが、あわよくば俺に斬られようともくろんだ、ということか。
About what? You mean, if you had a chance, you planned to be slain yourself by me, didn't it?
뭘. 자네가 기회가 있으면 내가 너를 베게 하려는 거지.
知道什么?你企图被我斩死吗?

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くノ一忍法帖(山田風太郎忍法帖6・ちくま文庫) [本(小説]

『くノ一忍法帖』
山田風太郎(作家)
ちくま文庫(2004)


エロ系の時代小説。

ようこんなネタ思いつくなあ……

・今日の一言
それが女人の味わう世界でござりまする。
그것이 여인이 맛보는 세계입니다.
这是女人尝味的世界。
This is the world which women taste.

タグ:山田風太郎
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かげろう忍法帖(山田風太郎忍法帖短篇全集1・ちくま文庫) [本(小説]

『かげろう忍法帖/山田風太郎/ちくま文庫/2004』
著者:作家
評価:エロ系の時代小説。


忍術を考えるのは推理小説のトリックを考えるのと同じ。
ネタが先行するわけだ。

水滸伝の私流の企画より始まった忍法帖。

今昔物語に見る忍術。
忍術を学んだ陽成天皇など。

中国だと太平広記とかネタに使えるかも。

・今日の一言
交合転生。
Intercourse transmigration.
교합 전생.
交媾转世。

タグ:山田風太郎
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狂乱-剣客商売〈8〉(新潮文庫) [本(小説]

『狂乱-剣客商売/池波正太郎/新潮文庫/2002』
著者:作家
評価:面白いけど、質がまちまち。途中でぶった切れの話もある。

DV育ちの金しか信じない毒婦
狐憑きの剣客
付け回る冴えない剣士
仲間を売った仇を狙う旅の盗賊
昔のことは割り切る女
跡継ぎを狙う商家の後妻

これはキャラクター優先で、
ゲスト人物を考えてから話作りだよね。

・今日の二言
おのれの強さは他人に見せるものではない。おのれに見せるものよ。(橋本駒次郎)
Don't show your strength to other people. Show it to yourself.(Hashimoto Komajiro)
자신의 강함은 다른 사람에게 보여 주는 것이 아니다. 자신에게 보여 주는 것이다. (하시모토 코마지로)
自己的能力不是给别人看的,是给自己看的。(桥本驹次郎)

女は、むかしのことを忘れなくては、現在に生きられませぬ。(絹)
Unless a woman forgets about the past, she cannot live in the present.(Kinu)
여자는, 옛날의 일을 잊지 않으면, 현재에 살 수 없는거야. (기누)
女人呢,不忘记过去,不能像现在这样生活。(绢)

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恐怖の谷(新潮文庫) [本(小説]

『恐怖の谷/コナン・ドイル/新潮文庫/1953』
著者:作家、医師
評価:前半後半の2部作で後半はホームズは出ない。

ミステリーというか冒険小説っぽいですね。


・今日のホームズの一言
There should be no combination of events for which the wit of man cannot conceive an explanation.
どんな出来事の組み合わせであっても人知で説明のつかないものなどない。
어떤 사건의 조합이라도 사람의 지혜로 설명이 할 수 없는 일은 없다.
不论案件如何复杂,人们总能寻求出一个解释。

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シャーロック・ホームズの思い出(新潮文庫) [本(小説]

『シャーロック・ホームズの思い出』
コナン・ドイル(作家、医師)
新潮文庫(1953)


面白さは結構まちまち。

競走馬の盗難と殺人
妻の秘密
株式の経理人の転職
過去の秘密を脅す暗号の手紙
宝の在処を示す儀式文
恋敵の再来
盗賊の仲間割れと医師
ギリシャ語通訳と脅迫
海軍条約文書盗難
モリアティ教授の最後

やっぱりホームズの小説はアイディア先行かな。
面白いアイテムを中心に話を広げていく感じ。

ホームズは間違いなく直観像の持ち主。
でないとあれだけ詳しく観察できないよね。

モリアティ教授って、
犯罪者に知恵と組織力を授けて15%の手数料をとるそうな。
闇の世界の支配者というか、悪の仕事人という感じでもある。

私は光武帝小説化計画として、
劉秀の本当の敵を描きたいんだけど、
イメージ的にはモリアティ教授のように
悪の仕事人がいいかなと思った。
裏社会の支配者との対決ってよいですよね。

歴史的リアリティを考えると、
悪とも善ともつかないぐらいがいいかな。
王莽の偽善的社会の中で生まれた必然的存在としての、
裏社会の支配者と、陰での長期に渡る対決する、と。

・今日のホームズの一言
Nothing clears up a case so much as stating it to another person.
他人に事件の経緯を話して聞かせるぐらい、自分の考えをはっきりさせ得ることはない。
다른 사람에게 사건의 경위를 알아듣게 가르치는 것만큼 자신의 생각을 명확히 할 일은 없다.
把一件事讲述给别人听是最好的理清事情的办法。

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おもいでエマノン(徳間デュアル文庫) [本(小説]

『おもいでエマノン』
梶尾真治(SF作家)
徳間デュアル文庫(2000)


生命の記憶を持つ女の話。

あとがきの著者の発想法の話など面白い。
まず自分の体験的な描写から始めるのが小説の基本かな。

物語は、途中からちょっと七瀬を思い出した。

最後は、どうか幸せな記憶を「おもいでエマノン」(スゴ本 )
を読んだので。

・今日の一言
歴史って、人類や生命全体の"おもいで"に違いないのよ。
역사, 인류나 생명전체의 "추억"에 틀림 없는 거예요.
历史,就是人类和一切生命的"回忆"吧。
History must be "memories" of human being or all life.

タグ:梶尾真治
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夕陽の梨:五代英雄伝 [本(小説]

『夕陽の梨:五代英雄伝』
仁木英之(作家)
学研(2008)


会話の言葉の違和感がどうも……

朱温のしゃべり方が気持ち悪い。
後の残酷さを考えると、恐ろしく不気味だ。
あのしゃべり方のままで殺しまくってたら……なかなかホラーだ。

登場人物を『旧五代史』で確認。

・朱温
朱温の妻の張氏はとても美人で有名で
朱温は張氏の美貌を聞いて"麗華之歎"を抱いたらしい。
……劉秀-陰麗華のカップルって成語になってたんだ。

張氏は美しいだけでなく頭も良く、軍事の作戦も常に相談したらしい。
朱温の軍師は張氏だったわけ。
朱温が後に暴走するのは張氏が亡くなってかららしい。

・朱珍
配下の名高い猛将だが後に同僚と喧嘩して斬り殺したため、
朱温に殺されてしまう。
小説では仲がいいんだけども……

・張存敬
武勇優れた将軍にして、奇略に優れた知将。
小説ではなぜ能吏扱いしたのか謎。

『空中スキップ』
ジュディ・バドニッツ(作家)
マガジンハウス(2007)


小説の秘密は妄想力にあり。

著者の妄想力が凄い。
話がどんどん暴走していくのだ。

・今日の張存敬の一言
人の願いを身に集めることができるのは希有の才能です。
It's a unusual talent to attract the people's wishes.
사람의 소원을 모을 수 있는 것은 귀중한 재능입니다.
集众望于一身,这是珍贵的才能。

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楽昌珠 [本(小説]

『楽昌珠/森福都/講談社/2007』
著者:作家
評価:桃源郷、娘子軍などを取り込んだ唐代の物語

唐の宮廷を巡る陰謀話など。

・今日の一言
残念ながら桃林の世界には帰りそびれたのね。
Unfortunately, I've failed to return to peach grove world.
유감스럽지만 복숭아 수풀에 돌아갈 기회를 놓쳤구나.
很可惜我错过了回桃林世界的机会。

タグ:森福都
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黒竜潭異聞 [本(小説]

『黒竜潭異聞/田中芳樹/実業之日本社/2000』
著者:作家
評価:西晋から明までの短編。武勇伝と伝奇もの。

妖怪の出る怪異話と、武勇抜群の人物の話を集めた短編集。
田中芳樹って、ヤン・ウェンリー以外には知将を描けないのかな?

・今日の一言
皇太子殿下は徽音殿の井戸には隠れておられません!
The Crown Prince is not hiding in the well in Huiyin-Palace.
황태자전하는 휘인전의 우물에는 숨고 계시지 않습니다!
皇太子殿下没藏在徽音殿的井里!

タグ:田中芳樹
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イニシエーション・ラブ [本(小説]

『イニシエーション・ラブ/乾くるみ/原書房/2004』
著者:作家
評価:恋愛小説風のメタ・ミステリー小説

普通のミステリーは、登場人物同士で問題が出て解答が出され、
読者はそれを横から考えるのだが、
このミステリーは、作者が読者に対して問題を出す構造。
すなわち、ミステリー小説の標準構造から外れている。

読み終わったら謎解きはこちらで。
謎解き『イニシエーション・ラブ』 序章 時系列データ(【ゴンザの園】)

本文を読んでいるときより、上記の謎解きを読む方が面白い。
著者が良く丁寧に考えて組み上げているのがよくわかる。

私は本を読むときには何も考えないタイプなので、
読んでいるときは、やや退屈な恋愛小説という印象だった。
最後まで読んでもよくわからなかった。
だから何? という感じ。

上記の解説を読んで、作者の工夫を知り
なるほど、よく考えてるねぇ、と感心した。

・今日の一言
……何を考えているの、辰也?
……What's on your mind, Tatsuya?
……무슨 생각하고 있나요, 다츠야?
……你在想什么呢,辰也?

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暁の脱出(グイン・サーガ 117) [本(小説]

『タイスの魔剣士-グイン・サーガ 111/栗本薫/ハヤカワ文庫JA/2006』
『闘王-グイン・サーガ 112/栗本薫/ハヤカワ文庫JA/2007』
『もう一つの王国-グイン・サーガ 113/栗本薫/ハヤカワ文庫JA/2007』
『紅鶴城の幽霊-グイン・サーガ 114/栗本薫/ハヤカワ文庫JA/2007』
『水神の祭り-グイン・サーガ 115/栗本薫/ハヤカワ文庫JA/2007』
『闘鬼-グイン・サーガ 116/栗本薫/ハヤカワ文庫JA/2007』
『暁の脱出-グイン・サーガ 117/栗本薫/ハヤカワ文庫JA/2007』
著者:作家
評価:一時の文章崩壊から回復して、けっこう楽しく読めます。

ばっと一気にまとめ読みしました。
まあ話は相変わらずあまり進みませんけども。(笑)
私は全巻買って揃えてます。
26歳(1979)のときに第一巻を書いているんですが、
今考えても当時の文章の完成度は凄いですね。

・今日の二言
豹頭王グイン。俺は、豹頭王グインと闘ったのだな。
Leopard head King Guin. I've just fought against Leopard head King Guin.
표범머리왕 구인. 난 표범머리왕 구인과 싸운 것이구나.
豹头王古恩。我……和豹头王古恩战斗的。

おぬしはまことの勇者であった。
You were the bravest of the brave.
너는 참된 용자였다.
你是个真正的勇士。

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リプレイ(新潮文庫) [本(小説]

『リプレイ/ケン・グリムウッド/新潮文庫/1990』
著者:作家
評価:タイムループものSF。面白いです。

主人公は心臓発作で倒れて死ぬ。
そして起きると25年前だった。
繰り返される人生を描くタイムループSF。
人生の一回性への歓喜を歌う作品。

・既読の関連書
短編ですが同じくタイムループSFが収録された小説。
『ナイチンゲールは夜に歌う/ジョン・クロウリー/早川書房/1996』

タイムループ小説として有名なのはこちらでしょうか?
『ターン/北村薫/新潮文庫/2000』
氏の《時と人》シリーズはあと2作あります。
時間が後へ飛ぶもの。
『スキップ/北村薫/新潮文庫/1999』
時間が前の時代へと飛ぶもの。
『リセット/北村薫/新潮文庫/2003』

いずれも面白かったですよ。

・今日の一言
まだ何も起こっていなかった。
Nothing had happened yet.
아직 무슨 일도 일어나고 있지 않았다.
还没发生什么事。

※原文の英語はたぶん異なると思います。

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十三妹(中公文庫) [本(小説]

『十三妹』
武田泰淳(作家)
中公文庫(2002)


著者の暴走が楽しい武侠小説。

『三侠五義』『児女英雄伝』『儒林外史』を合成して作ったもの。
構成としては『児女英雄伝』の続編という位置づけ。

ユーモラスというか、著者の暴走ぶりが凄い。

amazonを見ると、田中芳樹氏の解説が最低という意見があるが、
何でだろう。ネタバレしているからかな。

女侠は、光武帝小説化計画に是非欲しい存在。
古典上で有名なのは十三妹と聶隱娘。
このあたりのイメージでキャラクターを考えると面白いかな。

・今日の一言
夢でよかった。(安公子)
It was just a dream. Thank goodness.(Prince An)
꿈이라서 다행이다.(안공자)
还好都是一场梦呢。(安公子)

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新妻-剣客商売(六)(新潮文庫) [本(小説]

『新妻/池波正太郎/新潮文庫/2002』
著者:作家
評価:結婚しちゃいました!

藩主の隠し子の道場破り
抜け荷探索公儀と攫われた女武芸者
淫行商売の公家剣士
同姓同名の人違い
娘を捜す金貸し
手裏剣術で人を救った病の剣士
薬代稼ぎの道場破り

『隠れ蓑/池波正太郎/新潮文庫/2002』
著者:作家
評価:息子夫婦があまり出ません。新婚だから?

弟子の仇の正体
ご用聞きを盗賊と思った男
仇に同伴したお坊さん
師を殺された弟子の入門
美人局
商人を強請ったご用聞き
家臣に決闘させた旗本

・今日の一言
人間という生きものは、だれでも、勘ちがいをするのだよ。(秋山小兵衛)
All human creatures always misunderstand.(Akiyama Kohee)
인간이라고 하는 생물은 누구나 착각하는 법이다.(아키야마 코헤에)
人这个生物谁都会误解。(秋山小兵卫)

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四つの署名-シャーロック・ホームズ・シリーズ(新潮文庫) [本(小説]

『四つの署名/コナン・ドイル/新潮文庫/1953』
著者:作家、医師
評価:面白い・ホームズは推理コンピュータ

インドの財宝を巡るミステリー。ワトソン博士の恋愛も。

ホームズの推理は徹底したデータベース参照型で、
天才的なひらめきというより、コンピュータというべき。
圧倒的な知識量で、可能性を完全枚挙して、
蓋然性を取り出すのである。
生身のディープ・ブルーと呼ぶことができるかもしれない。

シャーロック・ホームズは英語の勉強にもよい。
ここで、英語と和訳を比較して読むことが出来る。
無料ではじめるトコトン英語

・今日の一言
You really are an automaton - a calculating machine.
ほんとに君は自動人間、計算機だな。
너는 정말로 자동 장치 - 계산기다.
你真是个自动机械 - 计算机啊。

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