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英雄たちの「志」 三国志の魅力 [本(東洋史]

sangoku_mi.jpg 『英雄たちの「志」 三国志の魅力』
渡邉義浩(三国志)
汲古書院(2015)


空海の文章に諸葛亮の記述がある
太平記に水魚の交わり
※演義でなく正史も三国志は人気だった。

季漢、末っ子の漢

曹操の兵法書『兵書接要』

諸葛亮が矢を集める話、『新唐書』張巡の故事
『心書』と『将苑』は宋代の捏造、孫子の剽窃
『便宜十六策』は一部真作
二十八宿の旗を立てて天に祈った諸葛亮
国力が劣り、兵糧の補給に苦しむ中、
最も困難な撤退をすべて成功させている。
これだけでも名将と評してよい
宋史に『諸葛亮十二時風雲気候』という書

美しい妻を一途に愛した荀粲

漢文読みの中国知らず
現代中国と切り離された古典中国学の問題

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

内容の重複が多い。
監修者としてのレッドクリフパンフレットのものも。

木牛流馬を製作した南北朝の国ってどのだろう?

漢文読みの中国知らずは問題だと思う。
三国志だと、ただ三国志だけ詳しい変な人も多そう。
三国志の前後の時代や、現代中国も知らないと
三国志だったちゃんと理解できず、
妄想を育てかねないよね。

・今日の一言(本文より)
说着曹操、曹操就到
噂をすれば影
Talk of the devil, and he is sure to appear.
호랑이도 제 말하면 온다

タグ:渡邉義浩
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