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神社の起源と古代朝鮮(平凡社新書) [本(日本史]

『神社の起源と古代朝鮮』
岡谷公二(フランス文学)
平凡社新書(2013)


大船の 香取の海に 碇おろし
いかなる人か 物思はざらむ

新羅系渡来人の奉祀した白鬚神社
近江の製鉄は五世紀までさかのぼる
継体天皇は渡来人かも
近江の渡来系神社は新羅と伽耶系が多い

新羅と倭の関係記事は紀元前からあるが、
百済と倭の関係は397年から
新羅本紀には60以上の倭関連記事、百済本紀は8
古代神道関係の用語には日韓同源語が少なからず見出される

敦賀の気比神宮、日本三大鳥居、春日大社と厳島神社
出雲の朝鮮語の地名、十六島湾うっぷるいわん、七類湾しちるい

大和の神社の三割は出雲系
三輪王朝
三輪山の東一帯は小新羅国、渡来の新羅系のみが占有
三輪では鉄が採れる

新羅系の宇佐神宮
12世紀まで独立国だった済州島、耽羅国
オンドルのために木々を伐採、禿げ山が多い
金達寿。神社も神宮も新羅から入ったもの

☆☆☆☆☆
難易度3/5 推薦度3/5

弥生系の日本人そのものが
そもそも紀元前5世紀~西暦4世紀にかけて
断続的に半島から渡来した人だろうから、
それほど不思議ではない感じ。

弥生人は春秋最後の覇権国家である越の遺民と考えて問題なさそうだし。

・今日の一言(本文より、善徳女王)
朕死於某年某月日,葬我於忉利天中。
朕は某年某月某日に死ぬ。死んだら忉利天に葬れ。
나는 아무 해 아무 날에 죽을 것이니 내가 죽으면 도리천(忉利天)에 묻어달라.
짐이 모년 모 월일에 죽을 것인즉 나를 도리천(忉利天)에 장사를 지내도록 하여라.
As I will die on such and such day of such and such month in such and such year, please bury me on Torichon.

タグ:岡谷公二
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